目次

1.今月のことば

2.3学年先トロフィー授与

3.合格体験記


今月のことば

「自分はひとりで生きられる」なんてかんちがいしない。

人間は、寄り集まって、たよったり助けたりして生きていく生きもの。
「みんながいてこそ自分がいる」ということを忘れないように。
※監修 高濱正伸「ルールブック よのなか」より

3学年先トロフィー授与

合計139名、のべ208教科の方が授賞されました!おめでとうございます!

今年もコロナを鑑み、3学年先トロフィー授与式は残念ながらできませんが、対象者が教室に学習に来られた際に記念写真を撮影してお渡しします。トロフィーが写真とともにお手元に届くのは7月中かと思います。
楽しみにお待ちください。

合格体験記

京都大学 農学部 Sさん

入試が終わった今だから思う、後悔

これから書く僕の話は、全員に当てはまることと、そうでないことがあります。是非この話は鵜呑みにしないでいただきたいです。

とりあえず僕の経歴を簡単に説明すると2歳で公文に入り、中学受験のためいちど小5で公文を休止。清風南海学園に進学して公文を再開しますが1年弱で公文を辞めて他の塾(以下T塾とする)に通います。高3の現役時は京都大学を不合格になり1年間の浪人を経て京都大学農学部資源生物科学科に入学しました。僕の後悔とは公文を途中でやめてしまったことです。今思えばあの時やめずに最後までやっていれば受験がずっと楽だったろうなと思います。

公文が他の塾と大きく異なる事は、できるようになるまで先に進まないことです。
塾では中学3年の終わりの段階で高校3年までの内容を全て終わらせます。中1からの分をたった3年しかも週1でこなすわけですからものすごい速度です。そして1番キモなのが多くの子が中だるみする時期が中学だということです(こればかりは仕方がありません。やれと言ってやるものでもなければ、むしろやる気がなくなるのが中学生です)

中だるみしている中学生にやらずともごまかすことができるスタイルの宿題を課すとどうなるかと言うと、答えを写してやったふりをするか、もうやらないでだらけるかのどちらかです(自分は後者でした。)

そして、高校生になると自然と勉強しようかなと思い出すわけですが、基礎が全くできていないので何も積み上がらないのです。僕の後悔を具体的に言うと中3まで公文をやって最終教材まで終わらせてからT塾に帰ればよかったなと言うことです。

公文では小学生でも数学を始められるので、中3までに高校3年生までの内容を全て終わらせる事はそれほどボリューム的にも無理はありませんし、何よりわからないまま先に進むことがないので穴ができないわけです。公文の教材は基礎を仕上げる上ではこの上なく良質な教材かつ最適なボリュームです。

東大・京大といった最難関大学の問題を解けるようになるにはそちらにシフトしたトレーニングが当然必要ですが、それだけでは伸びません。基礎は人間で言えば筋肉のようなものですから、それなしで良いパフォーマンスなどできるようになるわけがないのです。

そんな今思えば簡単なこと、当たり前のことに中学生の自分は気づけなかった。それが自分の後悔です。皆さんの教室には清水先生がいらっしゃるわけですから、僕のような道に進もうかと考えている人は是非とも一度相談してみてはどうでしょうか。

私の思い

S君は幼児時代の何でも吸収する時期を逃したくないと考えたお母様が、2歳のやっと鉛筆が持てる時に入会させることを決心されました。

入会してからはプリントだけでなく漢字カード・俳句など公文のグッズで鍛えました。中学入試は小4の2月から塾へと言う私の思いを実践、1年間で入手突破しました。小4に中学課程修了テストに合格し、入学してもいわゆる深海魚にならないようにと準備しました。

中学になっても戻ってきたものの通学時間の長さや、部活などいろいろな理由のために退会してしまいました。

私立中高は内申書は関係ないので、彼の言うように中3で最終教材をして欲しかったのにという残念な思いが残りました。京大農学部への報告に来た時、公文に対する思いを書いてとお願いしたら左のような感想でした。

いつ公文を止めて塾に行くかこれは大きな問題です。塾に行ったら自動的に点が上がるものではありません。しっかりとした基礎力と頑張ろうと言う気迫が力となるのです。特に気迫は早めの塾通いでは手に入りません。少し焦る位そこが勝負です。

しかしそれを選ぶには信念が入ります。うまく公文を使ってください。そして塾に行くまでは自分流の学習法を確立していって欲しい。そうしみじみ思ったSくんの作文でした。

私が公文に携わってわかったことそれは学校の勉強を予習しておけば日々の授業もよくわかり学校が楽しくなると言うことです。予習をすると授業が面白くなくなりよそ見をする子になるかもしれない、その心配が指導者になった当初はありましたが、体育の得意な子が体育の授業が楽しくなるのと似て、わずかでも知っていることを授業で展開されるとおもしろくなるのです。

特に、授業の進度が急に増す高校内容を予習してあると自信となることも、多くの高校生を見てわかりました。公文式で学習しようと思うならまず学年枠を越えていくこと、それがキーポイントとなります。