目次

1.今月のことば

2.公文式ってなに?


 

今月のことば

己を正すの学、勤めずんばあるべからず。

読み方

おのれをただすのがく、つとめずんばあるべからず。

意味

自分を正しくしようとする学問は、ずっと勤め続けなければならない。

出典

講義存稿三篇ー吉田松陰が「大学」「論語」などを講義した際の授業ノートで、三編残っている。

公文式ってなに?

例題を読んで将来、自力で学習できる子を育てる

小学校でできる子どもにするには、親がべったりとくっついて1~10まで教えていけばいいのです。
しかし、中学校、高校で、できる子にするには“例題”を見ながら自分でやり方を探り、他人の力を借りるのは最小限に、自習できる子にすることです。

しかしここで気にかけておくべきことは急にそんな力は育つものではないという事です。

公文教材には「例題」を見て、将来自習で学習できる子を目指す秘密の場所があらゆる所に散りばめられています。
この力が将来、参考書を自分で学習できる子になるのです。
また、ここで大切なのは、例えば数学教材で「F,G、H、I」の学習過程で途中式がいかに人に見られた時、理解できる式が書けているかということです。理路整然とした式を書けるようになっていないと、今度、自分が模範解答を見ても、理解出来にくいのです。

『人にわかる式を書く。わからない時は解答を参考にして考える』
この流れを確立して登っていくと自力で学習できる子になるのです。

教室では、J教材以上になったら模範解答を見せて理解できない時だけ先生に聞くというやり方をしています。
ですから高教材のための大学生チームも
『30秒以上は教えない』
『“模範解答、解答書”を見せ、どこからわからなくなったかを指摘させ、そこだけを教える』
というやり方を徹底しています。

凄いもので、J以上しているどの子も自習で殆んど教えてもらわないで『対数関数、三角関数、微分、積分・・・』など、ドンドン進んでいきます。この子たちはきっと中学,高校で凄い力を発揮するだろうと楽しみにしています。

他力を軸にするやり方よりも、自力を頼りに進んで行く子を育てたい、それが私の思いです。