目次

1.今月のことば

2.公文式ってなに〜どんな子どもに育てたいですか〜

3.子育て回想記  “えっそうなん?  知らんかった!”

4.教室往来


今月のことば

君子は諸を己に求む。小人は諸を人に求む。

読み方

くんしはこれをおのれにもとむ。しょうじんはこれをひとにもとむ。

意味

孔子先生がおっしゃった。
「君子は何事も自分の責任であると考えるが、小人は(その反対にすべての責任を)他人に押しつけてしまう。」

公文式ってなに

〜どんな子どもに育てたいですか〜

「生まれたらただちに」歌を聞かせましょう
  • まず人は未完成のまま生まれてきます。ここで、成熟した人間になるために、まず言語を教えます。その手段が歌や読み聞かせです。
  • 乳幼児の子育ての楽しさと重要性を認識するための子育て応援の幼児教室を 週1回、毎週金曜日(10:30~12:30)に設けています。そして、子育ての素晴らしさ、楽しさを体感します(対象:0歳~未就園児)
脳の器づくり、学びが当たり前の子に・・・
  • 早期教育は英才教育ではありません。たくさんの知識を受け入れることのできる回線図を作り上げることがこの時代必要なのです。
  • 言葉と数の世界を知らしめると子どもはいろんな場に興味を示す好奇心を育てていきます。
自学自習で学年を超える
  • 真にのびのびとしている子は幼児期に基礎能力をきちんとつけ、小学校に上がって、知的学科で一定の水準に達している子です。
  • 心の子育てで大切な2つのものさし
    1. 自分の我儘を抑えることができ、感情をコントロールすることができる。
    2. 他人のことが考えられ、人にやさしく思いやりを持てるということ。
自ら学ぶ力・姿勢・気持ちを持った子に・・・
  • 中学生になると自分で自分の道を探し始めます。
  • その時“斜めの関係”の第三者(大学生、塾の先生等)から吸収するものが多くあります。
  • 確固たる基礎学力とこれらの対人から自己を確立していきます。
18才で人生を選べる子に!なりたい自分になれる子に!
  • 私が一番願っているのは高校3年になった時、自分の憧れを形にしてイキイキと歩み続ける子どもたちを見ることです。

 

子育て回想記  “えっそうなん?  知らんかった!”

ある日の教室です。 私の目の前で行き詰まった子が、呼ばれて私と一緒に解く場としている、丸いテーブル。そこに今日は、教材を、一服しながら学習していた彼に・・・「D教材は大変やろう! 作業も多いし、間違えも出るし、消しゴムで消す回数も増えるしー」 と声をかけてしまいました。
すると彼は、「ほんまにそうや! でもしないと、叱られるしー、しゃーあ ないわ。僕なぁー、せぇーと言われてるから  公文、してんねん」と・・・ 彼。
「そうかー! でもねー、何で親はせえーと、いうのかな?」と私。「さあー知らん」と彼。そこでまた私「 親はね 、あなた達子どもが自分よりちょっとだけ、幸せな人生を送って欲しいから勉強せぇーつて、言っていると思うよ!」と。
「ちょっとだけ??どの位?」「そうやなぁーこのくらいかな」そういいながら私は両手を1メートルほど、広げました。
「そんなにー?」「そうや!そのくらい幸せになって欲しいから、公文習わせていると思うでー!
人は大人になったら親を、離れて自分で生きて行かなあかんのや・・・・。今何に成りたいという夢が無い人もいつかこうなりたいなぁーと思った時 そこで実現できる力が有ったら頑張れるけど、なかったら 力尽きてがんばれない。だから今そう思った時の準備をしているんやぁー。それが公文や」
「フーン 知らんかったわー。親は子供に幸せになって欲しいと思って勉強させているんかー!」こんな一連の会話・・・・。
ふっと思いました。
失敗した時、成績が悪かった時、沢山沢山お小言を云うんでなくて、『日常の静かな穏やかな時 何のために学んでいるのか、何のために親は叱っているのかを、たとえ幼くても、話してやることが 親の一つの仕事なんだ』・・・・と。
日本は様々な点で、満腹状態!そんな日がずっとずっと続くと信じ、欲しい物のほとんどは直ぐ手に入る環境で育っている彼ら。
公文をしながら、時として、「何でこんなプリントせなあかんのや・・・しかも、学校で、習っていないことを先取りして毎日毎日!」これが正直な、心だと思います。
メキシコとの違いがそこに見えました。ですから今、子ども達に、『なぜ学んでいるのか!なぜ公文に通わせているのか! わかりやすい言葉で話してやることが大切、それも静かに、そしてさりげなく!』
これぞ私も子育て時代に忘れていたことでした。メキシコの国には無言の親の日々戦っている姿を見せる場が有りました。 今、日本にはそれが有りません。ですから、その真っ只中で子育てしている皆さんは本当にやりにくい日々だと思います。そして、子どもも感じ難いのです、ですから語ってやらないといけないのです、なんで毎日毎日公文をしているのかをー?
後日談です。
そんな話をした彼が次の教室の時、私に言いました。「先生!そうやったわ。お父さんに聞いたら僕の幸せの為に公文習わせているんやて・・・! 僕、頑張るわ!」そう笑いながら、話してくれました。

私はとても幸せな気分になりました。その親子の対話シーンをイメージして!

 

教室往来

私は教室を地域の学習相談所として存在することを目指しています。
今月、保護者の方からの報告でとても嬉しいものがありました。

  • 国語学習の威力の凄さ
    • 公文学習は計算が強くなるイメージでしたが、国語学習でも威力を発揮するのですね。幼稚園や学校以外に通う場所があって、成長を定期的に見守ってくださる方がいるということは、親にとっても、子どもにとってもとても心強いことだと思います。公文に通わせることによってこの先、安心して子育てできると思います。(小3 国語)
  •  中1から英語に通わせ、苦手教科から出来る教科、好きな教科にかわった。ヒアリング力も凄い!
    • 中1の終わりから通い始め、苦手教科から出来る、好きな教科に変わったことは、とても良かったと思っています。テストのヒアリングも難しいと言っていますが、公文の力は大きかったと思います。(中3 英語)
  •  教室通信の大ファンでした。
    • 学校の課外活動が忙しくなり、遠方からの通塾が難しくなりましたので近くの教室に変わります。先生の教室の指導方針には大変感銘を受け、出来るなら自主的な学習意識を持たせたかったので、その点だけ残念です。先生の教室通信の大ファンでした。思い出しては参考にさせていただきます。(中3 数学)
  •  毎日の学習習慣だけでなく、粘り強く、考え抜く力が徐々についてきたようです。
    • 毎朝、登園前にプリントをしていますが、国語が難しく終わらないまま幼稚園に行ったある日、帰宅するなり”ママ、朝わからなかった問題がわかった”と私にプリンと見せながら云うのです。訳を聞くと幼稚園に行って・・・ずうっと考えた・・・というではありませんか。私は驚いて改めて公文の素晴らしさを実感しました。あきらめず、考え続ける力、粘り強さなど身に付いてきたようで嬉しく、思います。
      毎日繰り返していることで、凄い力が着いたと思います。有難うございます。(幼児 国語)