目次

1.今月のことば

2.公文式ってなに!

3.大学受験を終えて

4.教室アラカルト


今月のことば

あいさつは大きな声で、まっすぐに。

あいさつの力はすごい。どんなときだって、自分も相手も明るい気持ちにしてくれる。「たかがあいさつ」と思わずに、相手の心にまっすぐ届けよう。
※監修 高濱正伸「ルールブック よのなか」より

公文式ってなに!

こんなところが学校とは違う

「学習習慣をつける道場」式
「知識」ではなく、「学習のやり方と学習習慣」

  • 学校では、知識を教えることはあっても、勉強方法教えることはありません。学力不足とは練習量が足りないということ。学習習慣が身についていないために起きることです。まずは、学習のやり方を、きちんと習得せねばなりません。
  • 公文式教室は、「知識を増やしていく塾」というよりは、「学習のやり方を習得する道場」「学習習慣を身につける道場」「自学自習(自立)を目指す道場」「生きる力を養う道場」と言えます。「教えられなくても自力でできる」ことが体感できれば、自信が湧き、やる気を持って学習に取り組めます。「プログラム教材」がその鍵を握っています。

【私の思い】

学校や塾は教えてもらうことが主流、公文は学校で習っていない所でも{例}を見て考えるように作られています。また“まねる⇒学ぶ”の道筋を大切にしていくので教室で学習したことは全て理解している訳ではありません。しかし学校でその道理を学ぶとストーンと理解できるのです。そしてこの力は中高に進むにつれ参考書、問題集を自力で読み込んでいく力につながっていくのです。

「将来に備えて学力貯金」式
「目先の5」ではなく、「将来の100」

  • 学校では、小学4年生の担任の先生は、4年生のときの学力しか見ません。たとえ4年生のときの成績が抜群で有ったとしても、その子が中学校に進学したときの、学力が保証されているわけではありません。
  • 公文式では、高校・大学と進んだときに必要な学力を見据えて、小・中学時代の学力を養成します。「プログラム教材」は幼児から学習が可能ですが、それは小学課程・中学課程を経て、高校(大学)の内容へと途切れなく続いています。
    目先の成績に一喜一憂することなく、その子の成長を長いスパンでとらえ、「将来に備えて学力貯金」をすることが大切です。

【私の思い】

私が我子を育てた時 いつも頭をよぎった会長の言葉が有ります。それは“10で天才、15で才子、20過ぎればただの人”という言葉です。
ですから公文で学校を越えはじめたころから数国理社の自己学年より上の教科書を読ませました。“教材と共に視野を広げる”それを心がけました。

「自力本願」式
「他力本願」ではなく、「自力本願」

  • 学校や塾の先生の力量にすがってしまう 「依頼心」「依存心」「他力本願」は、「自分のことは自分でする」という、子どもたちの自主性の妨げとなります。
  • 公文式では子どもに教え込むことは極力避けながら、子どもが自分自身で解くことによって「自ら確かな手応えをつかむ」ことを大切にしています。
    安易に教えてしまうと、決して、本人の力にはなりません。もちろん、教えるべきときには、徹底して教えることは言うまでもありません。でも、できるだけ、「教えずに、気づかせる」ことが大切です。
    公文式の「プログラム教材」には、子どもたちの「気づき」を誘う、さまざまな工夫を施しています。「自力で解き切る」ことは、大きな達成感と自信、そしてやる気を生み出します。

【私の思い】

たとえばD161算数に 4/8 = 1/2 、 4/6 = 2/3 というのがあります。
分母8が2になり分子4が1になる、分母6が3になり分子4が2になる
どうしてかな?と質問に来た時、反対にわたしが質問します。
子どもに決してはじめから “4で割るのよ”と言いません。発見させるのです。
それを自力で発見した子はあとの問題をスイスイ解いていきます。
教えた子は1題ごとに聞いてきます。
“公文をすると、かしこくなる”私は たかが計算ですが いつもそう思います。

大学受験を終えて

九州大学共創学部 A.O

私は、幼稚園の頃から中学2年生の冬まで公文に通っていました。今回、私の今までの日々をふり返って、公文から学んだ事、公文を続けてよかったことを書こうと思います。現在、公文の教材と毎日格闘している皆さんの励みになれば幸いです。

私が公文で得た一番の経験は、勉強の時とそれ以外の時との気持ちの切り替えができるようになったことです。他にも様々な事を経験させて頂きましたが、私が第一志望の大学に合格したのは間違いなくこの切り替えができる力を持っていたからだと思います。公文では、ご存知の通り、一日に行う勉強量は時間が定められておらずプリントの枚数によって定められています。つまり、プリントを早く終わらせることができればその余った時間を他のことに費やすごとができます。幼い頃からサッカーが大好きで暇な時には常にボールを蹴っていた私にとってはこの環境はとても有難く、私は早くサッカーがしたいという思いを胸に抱きながら、一生懸命公文のプリントに、取り組んでいたことをはっきりと覚えています。そしてまた、集中力という、絶対人に負けない大きな武器を手に入れることができました。その力が大学受験において大きな力となった事は、まぎれもない事実です。

私が入っていた茨木高校サッカー部は茨高の中で群を抜いて忙しくそしてしんどい部活であり、朝練や昼休みでの昼練は当たり前、土日祝や長期休暇は常に対外試合を行っており、試合のために他府県に行くのもしばしばといったものでした。
そして引退が高三の九月末といった部活で、主将を務めていた私には、とにかく時間がありませんでした。平均的には一日十時間は おこなうべきであると言われている高三の、夏休みに一日、二、三時間しか勉強する時間が無かったという事実がそれを物語っているように思います。

しかし、そのような生活の中でも公文で得た集中力のお蔭でしっかりと勉強を行うことができました。この夏で自信を持ち続けられたことが 合格できた理由だと思います。
このような忙しい生活において、清水先生から学んだ様々な事が色々な所で役に立ちました。その具体例として、私がいつもテスト前に利用していた〝 塗りつぶし予定表“ が、あります。

これは私が中学一年生の最初のテスト前に清水先生が、開かれた“中間テストの勉強法”の講座の中で紹介された方法です。科目ごとにテスト前までに自分が行おうと思っている教材の名前をあらかじめ全て書き出しておき、それらの教材を一周やり終えたら塗りつぶしていくというものです。これを活かして高校受験に成功した私は、高校に入ってから普段の勉強でもその方法を用いるようにしました。すると、その日にやらなければならないことが明確になり、スマホを触ったりするダラダラを過ごす時間を減らすことができました。それにより忙しい生活で勉強をおろそかにすることなく生活ができたのだと思います。

そして、もう一つとても役に立ったのが、公文での数学の先取りでした。英語も国語も、基礎はやっておく事と清水先生が、ここまではしておこうといわれた所をして辞めましたが、数学だけは、最終を目指しました。中学の頃、その当時やっていた極限やベクトルという内容が全然理解できず頭を悩ませていた私に清水先生がかけてくれた、「大丈夫。今は理解できずともやっておくが大事。」という言葉はとても記憶に残っています。

その当時はその言葉にも半信半疑だったのですが、高校でその内容を授業で習った時に他の友達よりも、早く理解することができ、やってきた事の有利を実感することができました。高校では数学に時間がとられ、他の科目に手が回らない友人を、沢山見ました。

今 公文で頑張っている皆さんは、毎日毎日難しい問題に挑戦し、何度も何度も先生にX印をつけられ、もう嫌だ、辞めたいと思っている人もいるかもしれません。また公文で先取りをしているメリットを感じる事がないと思っている人もいるかもしれません。そんな事をする時間が有るなら、塾に行って今の点を挙げた方がいいと思うかもしれません。

確かに、そのような先取りが短期間で何か良い成果を出すのかと言われると“はい”と即答することはできません。しかし、皆さんはどこかで、公文で先取りをしていて良かったと感じる瞬間が必ず訪れると思います。又、その時に自分がぶっかっていた壁を乗り越えることができ、自分自身に段々と自信が持てるようになると思います。そのような輝かしい未来が待っているので、皆さんは頑張って今の苦しい時間を乗り越えていって下さい。公文生の先輩として、心から応援しています。

最後に、私がここまで来られたのは清水先生を初めとする様々な先生方と、いつも側で支えてくれた友人や家族のお蔭です。皆さんも日々周りの人に感謝して楽しい生活を送って下さい。
皆さんの活躍を心から期待しています。頑張って下さい。

O君は幼少の頃 数・国で入会、読み、書き 筆圧ともにしっかりとした力の有るサッカー大好き少年だったと記憶しています。4つ上のお兄さんが通われていたので自然の流れとしての入会だったようです。そして、好奇心旺盛ないろんなことに興味を持った子でした。そんな中でのプリントの学習、何よりも難しくても怒らず自分の力で何とか正解に辿り着こうと一生懸命プリントに向きあっている、俗にいう非認知能力(持続力、忍耐力など)をプリントのレベルアップと共に身につけていった、子どもでした。

小5の時中学受験を考えずに公立の道を選択、それでは まず進度アップを図ろう!その掛け声と共に3学年先トロフィーをめざし、次は5学年先を目指しての日々、サッカーに、のめり込む時間を作るために所定の枚数を短時間で終わろうと頑張り続けたことで、結局集中力養成につながったとの本人の弁にも有るように〝サッカー、サッカー、公文〝の毎日でした。

小4から英語も始め結局数学L教材(高校基礎課程)テストを小5末に手にし、小6末には数学最終、国語高校基礎課程合格を目指し、その後中2末12月の私との高校入試対策懇談で塾に行く事に決めるまで、国語のL終了、数学は最終、英語はL2まで学習しました。

中学校でもサッカーにのめりこみ、プロの選手にはなれないからサッカーに関係ある職業、例えばスポーツ医学の道にいく!と宣言していた時期もありました。茨木高校進学後は本人の体験談にもあるように習い事は一切できず、相変わらずサッカーで日が流れていったようで、公文で土台を作ってあったので予備校通いも高2の12月からと、一般的におそい受験体勢への参入でしたが無事、九州大学共創学部合格を手にしました。

ふり返ってみるに、何より公文でつけた集中力、中学の時に身に着けた計画の立て方、各科勉強法、それを手にして目的が見えた時、塾を使うといういき方が大きな力を手にし、志望校一直線を支えたのではないかと私は思います。〝公文は土台、塾は目的を持った時、集中して使う所、という、私の思いをしっかりと具体化してくれたO君、私は拍手、喝采をおくります。

教室アラカルト

中高生中間テストに突入

“人生で一番大切なテストは中1の中間テストである”と言う主張が書いてある本に出会いました。私が子育て中、我子の1回目中間テストの悪さで悩んでいた時です。

そこで、その体験をもとにして教室でも新中1生を対象に中間テスト対策“テスト勉強の仕方”を
懇談会で取り上げています。今年は4月24日(土)夜6:30~8:30実施しました。
ゲストに現役中2のS.Sさんにも来てもらい、実体験を話してもらいました。現役の中学生の話だけにとても説得力がありました。

毎日の生活リズムを話してください。
下校後、クラブで汗をかくので、家に帰って、直ぐシャワー(or風呂)をあび、その後夕食を食べ、午後7:30から勉強開始します。9時には就寝し、翌朝5:00起床して7:00まで勉強します。
夜7:30~9:00にすることはなんですか?
学校の宿題と復習です。国,社、理、英の授業の復習に力を入れます。
復習の具体的な内容は何ですか?
国語はその日の授業のプリント(ノート)を読みます。漢字ノートを作り、教科書、教科書ガイドを音読します(30分)。社、理はその日使ったノート、教科書を夜寝る前に音読し、教科書準拠の問題集をします(30分)。英は、その日使った英文と日本文をノートに書き出し音読し、テスト前に書けるように、乱書きしてアタマに入れます(30分)。
本格的にテスト勉強に入るのはいつですか?
2週間前です。朝4:00起床です。先ず、1週間で復習した問題集、漢字、英文の全ての暗記、教科書準拠の問題集をします。この時、数学の問題集に、はじめて取り掛かります。数学は公文で先取りしてあるので、どの教科より取掛りは遅いです。
1週間前は全てに於いて準備終了していますので、ワンランクレベル上の問題集をします。勿論数学もレベルアップしたものをして仕上げます。
公文の宿題はいつするの?
テスト1週間前はストップ。その他は朝5:00~します。
お母さんはつきあうのですか?
はい、4:00、5:00起床には付き合ってくれます。しかし、協力はしてくれても、勉強そのものには口出しはしません。

【私の感想】

  • 本人のルーティーンがすごい。
  • お母さんの協力が凄い。
  • 目標点数はいつも480点。
  • 塾にはいっていません
  • 公文の採点大学生にテスト後に反省会をしてもらい学習方法を少しずつ改善して、次のテストにつなげた。

参加者20名(保護者も含め総勢40名)。毎日書くことが義務付けられた(私の点検条件)「TODOリスト」を胸に散会しました。さあ、進度に見合った点をたたき出してください!清水の思いは、まずそれです。

中学生の保護者と生徒の皆様へ

中間、期末テストが終了したら見返し反省の会を持っています。
清水と大学生とご本人(生徒)の3人で受けたテストの問題と解答を真ん中に次回は何に気をつけ、どのように対処し、点数の向上を図るかとの懇談をして、自分流勉強法の確立、一回と一回のテストの準備の仕方など点検します。

但し、この会に参加するかは本人の気持ち次第です。清水がテストの後、本人に、参加への声をかけますので、YES,NOを表明してください。

YESの人はその場で本人の都合のいい日を打ち合わせします。なお、その際は御父母の立ちあいもOKです。我子をどの様に支えていったらよいか、三者の反省会を見学し、父母としての立ち位置を御確認ください。一人でも多くの参加をお待ちしています。