こんにちは、梅原亜紀です。
この度、私は国際コーチ連盟(The International Coach Federation)の認定資格であるACC(Associate Certified Coach)認定を取得しました。グローバルスタンダードに沿ったコーチングを提供いたしますので、どうぞよろしくお願いします。

子育てコーチング講座で出会うお母さん方のお悩みでとても多いのは、「子どもを怒ってしまう」ことです。良くないとわかっていて、でも怒ってしまい、噴火したあとに反省し、怒られた子どもを不憫に思って自己嫌悪。私も以前はしょっちゅうこれを繰り返していたので、皆さんの気持ちは手に取るようにわかります。大阪弁丸出しで怒鳴る私に、当時4歳のわが子が「ママは怒ったら男になる」と言ったほどですから^^;

「怒りは二次感情である」というのをご存じですか?
怒りに代表される攻撃的な感情の前には、必ずそのもとになる感情(一次感情)があり、人はその一次感情を感じたくないがゆえに、二次感情でマスクしているそうです。

言うことを聞かない子どもに怒っているお母さんがいるとすると、そのお母さんの怒りの手前には、源になる一次感情があるのです。例えば子どもに自分の気持ちが伝わらなくて「悲しい」とか、自分の理想通り動かないわが子の行く末が「心配」といった風に。

そしてそんなふうに自分を悲しませる、心配させる、不安にさせる、そんなわが子は許し難い!という論理展開で「怒り」という二次感情にすり替えて(もちろん無意識的に)アウトプットしているのです。

できれば避けたい感情である「怒り」に対して、世間では色々な対処法が提言されています。“アンガーマネージメント協会”という組織の存在を知ったとき私は、多くの人が自分と同じように「怒り」を持て余しているんだなぁ、自分だけじゃなかったんだ、と感じてホッとしたことを覚えています^^

そして同時に、コレ!といった確実有効な万能薬が無いからこそみんな悩んでいるんだ、という事実も伝わってきますよね。

ここまで読まれた方は「なぁんだ、やっぱり怒りをコントロールする方法は無いんだね」とがっかりされるかもしれませんが、実際のところそうなのですね^^;

ですがその「怒り」も意味があって発現しているのであって、「怒り」=悪者と一面的に捉えてしまうと、その感情を抱いた自分にダメ出しをして更にネガティブになり負の感情が増幅・・・といった事になりかねません。「怒り」にはそのタネとなる第一感情があること、そしてそれを味わうことを無意識的に避けている自分があることを、教えてくれているのです。場合によっては第一感情から自分を守ってくれているのかもしれません。

ですので、怒りがわいた時にはまずそんな自分に対して「怒っているんだね」「そりゃ腹も立つよね」と声をかけてあげ、そのあと「言ったことが無視されて悲しかったんだよね」「他の方法が思いつかなくて不安なんだよね」などとその怒りのルーツとなった第一感情を辿って味わうようにします。ちなみに私の場合、自分が粗末に扱われた気がして悲しかった、という第一感情がみつかることが多いです。

そうやって自分の感情と丁寧に向き合うことをしていくうちに、他者の感情も受け止めやすく、認めやすくなり、他人の「怒り」に遭遇したときにも、それに怯えることなく、受け止め易くなっていくのです。

また、子育てにおける「怒り」が、相手をコントロールする手段になっているケースも散見されます。威嚇することで相手を委縮させ、思い通りに動かす。これはその場面だけを切り取ってみると手っ取り早いやり方なのかもしれませんが、常套手段になってしまうと・・・外的要因で動かされ続けている相手(子ども)は周りの人の顔色を気にすることを常に意識し、自発性を失い、チャレンジを恐れるようになるでしょう(いわゆる指示待ち症候群)。正解がいつも自分の外にあるので、人(親)がどう思うかをいつも気にしていなければならず、思春期以降の自立が困難になることは目に見えていますね。この場合の「怒り」と第一感情由来のそれの関係性は、ケースバイケースだと思いますが(全く別物かもしれないし、関連があるのかもしれない)、頻繁にこのパターンに頼っていないかどうか、親として今一度確認したほうがよいかもしれません。

いずれにせよ、「怒り」の性質を自分なりに理解し、上手い折り合いのつけ方をみつけ、なるたけダメージ少なく穏やかに過ごしていきたいものですね^^