コーチングは“相手を思うままにコントロールする術”ではありません

コーチングを使っても子どもが思うように勉強をしません。私も相変わらず毎日怒っています。やり方が悪いのでしょうか?
勉強するかどうか、するならどんな風にするのか、決めるのは子ども自身です。言うことをきく・きかない、それは子どもが選ぶことです。お母さんの思う「理想の子ども」に我が子をあてはめようとするのはコーチングではありませんね。

コーチングが上手くいかないと思う時は相手をコントロールしようとしている時です。

「子育てコーチングやる☆きっず」は「子どもの自信とやる気を引き出す接し方」をお伝えする講座となっていますが、子どもが親の望む行動をとるかどうか・自信をもつか・やる気を出すかは、あくまでこちらの働きかけの“結果”です。
私たち親に出来ることは、互いに信頼・尊敬・安心できる存在であろうとすることであり、それを相手に伝えるに最良と思える接し方をすることなのです。

 

コーチングの良さもわかるのですが、そればかりで子育てするのは正直なところ難しいと感じます・・・
時にコーチング抜き・理屈抜き・問答無用の我が家のルールがあって良いと思います。むしろそのようなルールのもと「思い通りにならないことへの耐性」を身に付けることは、心の成長において非常に大切です。
コーチングは調味料のようなものだと考えてください。調味料がなくても食べ物を口にすることは出来ますが、味付けをすることで料理はより美味しくなりますよね。同じようにコーチングがなくてもコミュニケーションは出来るのですが、あったほうがより美味しい。そしてその味付けのバランスはそれぞれのご家庭のお好みにあわせて頂ければ良いと思うのです。全か無か、0か100か、ではなく、日によって時期によってお好きなダイヤルで上手く使っていただければと思います。