中高生になると子どもの在宅時間は格段に短くなり、帰宅したと思ったら自室にこもりがち。子どもの顔を見たその時をチャンスとばかりに日頃言いたいと思っていたこと、例えば「中間試験の勉強してる?」「部屋散らかってるから片付けてよね」といったいわゆる“お小言”をマシンガンのようについつい浴びせてしまう、といった話をよく耳にします。

そんな親の気持ちも痛いほどよくわかるのですが、たまに顔を合わすとお小言、というのは互いに気持ちの良いものではありませんね。そこで伝え方を少し工夫してみてはいかがでしょう。

「あなたの好きなフルーツ買っといたよ」
「体力あるなぁ、毎日よう頑張ってるね!」
「おつかれさまー」
などといった“ポジティブなねぎらい言葉”で、前述の“本当に伝えたい事”をサンドイッチするのです。

たとえば
「おかえり~お疲れ様^^」
「お弁当箱は早めに出してね」
「さぁご飯食べよう♪」

「今日のお弁当は君の好きな○○だよ~」
「そういえば中間テストの準備、どんな感じ?」
「朝早くからご苦労様やね^^いってらっしゃい♪」

いかがでしょう。同じ事を伝えるのでも随分印象が違いますよね。
サンドイッチの具(本当に伝えたい事)をパンに挟んで食べやすくして届ける感じです^^

たとえわが子といえども、ねぎらいの気持ちを忘れず、言葉にして伝えることでコミュニケーションは随分潤滑になるものです。「うちの子」と思わずに「お隣のお子さん」と思って声かけするならば、言いたい事をどんな風に伝えるかな?と考えてみるのも面白いかもしれませんね。