目次

1.今月のことば

2.公文式ってなに〜例を読ませる教育〜

3.子育て回想記~無知は罪:子育てを振り返って思ったこと~

4.教室往来


今月のことば

顔色容貌の活発愉快なるは、人の徳義の一箇条にして、人間交際において最も大切なるものなり

読み方

がんしょくようぼうのかっぱつゆかいなるは、ひとのとくぎのいっかじょうにして、にんげんこうさいにおいてもっともたいせつなるものなり

意味

表情を明るくして、機嫌良く楽しそうにふるまうことは、人として素晴らしいことです。これは人付き合いにおいて一番大切なことのひとつです。
諭吉先生は、いつもきげんよく、明るい笑顔をしていたそうです。そんな人と一緒にいると、気持ちが良いものです。私たちも人に明るく接するように笑顔を心がけてみましょう。

※福沢諭吉「学問のすゝめ」より

 

公文式ってなに

例を読ませる教育

できない子どもを 出来る子にするのが 我々の指導力ということになります。
できない子どもに限って 例を読みませんから、例を読ませる教育は 非常に大切な事だと思います。
それが将来参考書で、自分で勉強できる子になる道だからです(自学自習力)。

例えば算数(数学)のプリントにはあちこちに“例”が出されています。
学年を越えた子は、はじめ意味がわからなくてもこの例をみてまず“まね”をします。この時点では”まね”であって意味はわかっていません。
しかし、何度も同じような問題を解くことで、又は学校で説明を聞くことで“あっそうなんだ!”とストンと落ちて理解が早まります。
いったんこうなると、自ら発見したことなのでその後教わらなくてもスラスラ出来るのです。

そうなんです。自分で発見する姿勢を養うことで 試行錯誤でどんどん挑戦していけるのです。
初めからやり方を教えると、ずーっと教わらないと出来ない子に成ってしまうのです。

こうして、自ら見つけて行くうちに類推力が出来、その子のアタマは良くなっていくのです。そしてまたその途上に於いて粘り、根気等の見えない力が着くのです。そんな、諸々の力を着けて欲しくて教えてしまえば直ぐ済む教材も時間を掛けて自力で解く、そんな場が公文の教室なのです。
勿論、どうしても解らなければ解るまでトコトン付き合うこともしていますが・・・。

しかし、教えるのは “例” だけで本問の問題とは一切付き合わないのも特徴です。
公文の教室はある種 道場といわれる由縁もそこにあります。

 

子育て回想記~無知は罪:子育てを振り返って思ったこと~

先日銀河通信の会を催しました。私が本を捜し、いいなあ~と思ったものを皆様に紹介する会です。
私は子育て中も沢山沢山子供の成長の為に本を読んできました。
ですが・・・その殆どは専門家の書いた本でした。例えば“3歳児”“思春期の迎え方”など・・・。
あまり実践の本は無かったので、その中から私の思いにあったものを捜し、日々の子育てに生かすという本の読み方でした。

ところが最近は、巷の母が成功したと言われる子育てに関する本がどんどん出てとても参考になるものが多く有ります。
そんな本に出会った時、私の昔からの座右の銘“無知は罪”が脳裏を巡ります。
その母たちの実践したこと、考え方など直ぐ我が子育てに引用できますし、それを知ることによって何か子育てに楽しさが出てくるのです。
だから「知らない事は罪」なのです。

先日の紹介本 アグネスチャンの“スタンフオード大に3人の息子を入れた50の教育法”にはまさに楽しさ + 工夫 + 将来への展望がありました。

これを昔知っていれば、息子の思春期に悩ま無かっただろうにまた、子ども達の中に生きていく軸を作れただろうに・・・とつくづく思いました。
まさに 先達の母の創意工夫は偉大です。そして、そこへたどり着くまでには大いなる母の愛が有ったのです。
ある時は顕微鏡の如く、ある時は望遠鏡の如く・・・。母はやはり子育ての中心、時代の流れを感じ取って我が子に何を残すか真剣に考えねばなりません。
日々の目先の事に心奪われていてはいけません。多くの情報に振り回されることなく、賢く我が家の我子に合った子育てを捜し、実践していくこそ母の務めなのです。

 

教室往来

生徒からの報告で、とても嬉しいものがありました

箕面四中で実力テストが夏休み開けに有りました。
その順位を希望者だけに知らせるということで中1の子ども達が聞いてみました。その結果
何と220中・・2位、5位、6位、8位、9位、と10番以内に5人も当教室の生徒でした。
〇〇高校に〇人という発表は塾にまかせている公文ですが、こうも並んでくると嬉しさがこみ上げてきました。ちなみに5人とも数学はKかL、英語もIかJ以上の学習、教科書音読、書写、基礎問題集(当教室独自の物)等も教材と並行して学校より随分先をこなしている子達です。
コツコツと幼少時代から積み上げた力、さすがです。感動モノでした。