目次

1.今月のことば

2.公文式ってなに〜公文公先生の教え「我が子に学力という財産を残す」〜

3.孫育て進行形~さあー夏休み本番です~

4.教室ア・ラ・カ・ル・ト

5.愛(I)の会の記録


今月のことば

銭を制して銭に制せられず、毫も精神の独立を害することなからんを欲するのみ

読み方

ぜにをせいしてぜににせいせられず、ごうもせいしんのどくりつをがいすることなからんをほっするのみ

意味

自分をしっかりコントロールし、お金に振り回されないようにしておかないと、心をなくしてしまいますよ、そうならないようくれぐれも気をつけていただきたいものです。

お金は大事にして、しっかりとためておいて、安心して暮らせるようにしておくことが大切です。同時にただひたすらためれば良いというものでもなく、時が来れば自分の夢を実現させるために上手に使う、というのが理想的ですね。
※福沢諭吉「学問のすゝめ」より

 

公文式ってなに

〜公文公先生の教え「我が子に学力という財産を残す」〜

「我が子に学力という財産を残してやりたい」という、高校の数学教師、又一人の父親の立場で始められた家庭学習について公文公先生が、常々言っておられたことは・・・

  1. 中学、高校と先々で学力を発揮するようになる学習法が大切である。
  2.  ひとり一人の学力に応じた「ちょうど」の質、量の学習をすること。
  3.  数学は計算力、国語・英語は読書力、読解力養成に最も力を入れること。
  4. 家庭学習においては、学校のように一斉授業の進度とは関係なく、ひとり一人必要なだけの反復練習をしながら自学自習で進めていく。
  5. 受験勉強は長くとも1年間、それまでに学年を越えて高いレベルの計算力、読解力、自習力を磨いておくことが結局受験にも有利である。公文学習は直接受験を目的とはしないが、大学受験に於いては特別な効果を発揮する。
  6. 現在学力不振ならラクラク出来るところから始め「出来るからする」→「するから出来る」→「自信がつく」→「意欲がふくらむ」つまり「悪いのは子どもではない」のであって、親や指導者(教師)がやる気を大きく育てる好環境をつくってやることである。
  7. 親は子どもを「認める」、「ほめる」、「待つ」、「あせらない」「腹をたてない」、「関心のあるものを選ぶ」。

私(清水)は この家庭学習法、特に

  1. 高校で格段と基礎学力の成果を発揮するスモールステップ教材の存在
  2. 個人別、学力別
  3. 自学自習力の養成

ということに心底 納得できました。

長期展望を持ったこの学習法を高校まで続けられたらどんなにいいだろう。私が生徒として、この公文式学習法に出会っていたら……。そこで、我が子に徹底的にさせることによってその絶大なる効果を体験しました。そこで、多くの子ども達にも公文式学習をさせたいと願ったものです。

私が常々思うことを具体化すると……

  • どんなに遅くとも小4には、“英語学習”を始めておく方が良い。
  • 年中(幼児)には、公文を始めておいた方が小学校へ行って楽。(読み書き計算が出来ていれば45分間の授業にも集中できる)
  • 受験テクニックをつけるのは、中学受験は小5から2年間、高校受験は中3の1年間のみに集中して取り組めば十分。それまでに基礎学力・自習力養成が大切。基礎力がしっかりしていれば入試レベルに高めるのにそんなに時間を要しない。
  • 公立高校志望なら小6でI教材(中3教材)終了者は中学生で好成績緒を・・・。
    中2でL教材(高1教材)終了し、高校基礎課程テストに合格した子は高校で好成績を・・・。(必ず達成した教材、科目に対する自信を持った子になります。)

 

孫育て進行形~さあー夏休み本番です~

夏休みに入ると、どこへ行こうかというのが家族の話題の中心となるのではないでしょうか、実家、それとも本格的な旅行?

話は変わりますが、中学生になっての中間、期末テストに付き合うと、社会、理科の点のさえない子が何人か居ます。その子達に聞くと共通しているのが“社会嫌い、理科嫌い”です。

逆にそんなに勉強している風に見えないのに、高得点の子が居ます。やはり共通しているのが“社会好き、理科好き”です。

ウーン考えました。そして思いました、“好き、嫌い”で同じ授業、参考書を読んでいても吸収率が違うのだと!
そこで、まず旅行をきっかけに行く先をキチンと調べて、その地の特長を頭に入れたらどんなに吸収良く、楽しくなるに違いないと。

我子で気づかなかった事を、我が孫で実践してみました。
千葉県行こう、千葉って何処にあるの、特産物は? 昔の様子は? 等々スケッチブックにまとめて出かける。帰宅した後スマホに入った写真を何枚か現像して貼っていくと、後で振り返ってもとても楽しい。

そう云えばハーバード大学に入れた ある母の記録 我子には国際的な視野で仕事をしてほしい。それには ”日本をしっかり知っていく事が大切“と思って、小さい時から必ず出かける先を変えてきた。そして18才で飛び立つまで42県を調べて旅行したが後4~5県残ったのが心残りだと。

やはり、目の付けどころが 違いますね。

そこで、私の子育て時代には思いも付かなかったことを今、孫にしています。
あなたのお子様は父、母の故郷についていろいろ知っていますか?是非調べてからお出かけください。

それが地理好き、歴史好きの力となり、中高で、悩む科目にならない事とつながると思います。

もし行き先が決まったら教室に県別の資料が有ります。隣のコンビニでコピーして子どもにまとめさせてお出かけすることをお奨めします。お貸ししますので一声かけて下さい。

教室ア・ラ・カ・ル・ト

教室を地域の教育相談所として存在する事を目指しています。

  • 夏休みの間、教室から鉛筆削りを無くしました。
    • 日頃は学校帰りという事もあって、鉛筆削りもまあ、仕方無いかと許していました。しかし、夏休みはチャンスです。家を出る時 次なる所で使用する道具は揃っているかを考える子にしたいものです。又またそれが出来ている子は皆、自分を最高に伸ばすエネルギーを持っています。
      子どもが家を出る時、“鉛筆、消しゴム大丈夫?”と声を掛けてあげて下さい。
  • 教室滞在時間を意識させています。
    • 入室したら1教科1時間、2教科2時間、3教科2時間30分後の退出時間を意識させ、成績表に記入し音読させています。だらだらしない為です。
      時間を意識してきっちり学習する子、全く意に介していない子 様々ですが、前者の子は将来も時間をうまく使う子に成る事間違いありませんね。

愛(I)の会の記録

  • 7/29(土)3学年先(I)の会に親子110名が集いました!
  • ゲストはH.Kさん。府立春日丘高校⇒大阪市大・文学部
  • 公文歴:5才~高1の11年間
    • 数学 M教材・・・高1
    • 英語 最終教材・・・高1
    • 国語 残念ながら途中退会(今少し後悔しています)
入会したきっかけは?
姉がしていたので私もしたいと親に言い、入会しました。
公文を辞めたい時やつらいときはありましたか?
数学Bの繰りさがり、Dの約分、FやHの作業力多さ、面倒くささに出会った時涙した日、プリントを隠した日など色々ありました。
乗り越えられたのはなぜ?
姉が2人いて、姉たちがなんだかんだ言いながら続けていたので。また、公文の先生と相談して枚数を減らしたり、宿題ゼロの日を作ったりして乗り越えました。
お父さん、お母さんはどんな風に接してくれましたか?
枚数を減らしても、またやる気をいつか出すだろうと信じてくれました。
中学生の頃の夢は?
イラストレーターになりたかったのですが、成長するにつれ自立を考えたらそれは“趣味”にと、考え別の道を探しました。
高校入試、大学入試では一切塾に行かず自分で勉強を進めたそうですが?
塾にいく負担を親に掛けたくなかったので、少し不安でしたが信じた参考書、問題集を4~5回やり抜く方式(公文と同じだったので)を貫きました。また、塾に通っている友人に負けたくないと思いやり通しました。
特に数学に於いて、“中学の成績が良くても、高校で大丈夫とは決して言えない“ と公文会長が言っておられましたが現状はどうでしたか?
35人中0点が3~4名、20点以下が8~9名いました。そんな中で自分はMまで学習していたので常に高得点が取れ、他教科の牽引力と成りました。

この後、参加者は将来の夢、目標を発表し、父母への感謝の手紙を書きました。そして、閉会前 記念写真を撮り、帰宅しました。

【清水の所感】
何の為に日々苦労しながら、学んでいるのか?それは“18才で成りたいものを選べる人に“、その為に公文一筋で進んだH.Kさんに脱帽!の一時でした。
子ども達も、日々の汗と涙がトロフィーという一つの形を手にして満足気でした。
まだトロフイ―を手にしていないあなたもがんばってね!応援します!