子育てコーチングのセッションで非常に多く登場するお悩みに「怒りたくないのに怒ってしまう」というものがあります。

子どもの年齢を問わず、子育てシーンで親がイライラすることは日常茶飯事です。
それが許容量を大幅に超えるとかなりツラい…だからこそコーチングに救いの手を求めてこられている訳で、以前の私も然りでした。

そんなお悩みへの解決策のひとつとして、次のような方法をご紹介しています。

「怒らなくて済む“仕組み”を作る」

早速一例をご紹介しましょう。

わが家の娘は以前、小学校で使った給食セットを、帰宅後キッチンに持ってこない常習犯でした(^^;

帰宅してからおやつに至るまでの流れは、1年生の時から教えてきたはずなのに、ナゼ未だに確立されていないのだ???

「きみは何年生ですか」と愚痴ってみたり

「さっさと洗ってしまいたいんですが」とお願いしてみたり

「なにか忘れていませんか」とお尋ねしたり

「はよ出さんかい!」と怒ってみたり(^^;

そんな日々が続き、ようやく私は気づきました。(遅

「そうだ、怒らなくてすむ仕組みを作ろう。」

そして娘に提案し話し合った結果、手に入った結論は「給食セットに関して母は関知しない」でした。

以降、給食セットの入った巾着袋が翌朝までランドセルにぶら下がっていても、私は気にせずに済んでおり、本人が朝になって慌てて洗ったり、予備セットと2つまとめて洗ったり(^^; 、色々やらかして試行錯誤する様子をむしろ楽しんで観察できるようになりました。

以上の様に、日々のルーチンの中に知らず知らず紛れ込んでいる不便さに慣れ、改善することを忘れてイライラしていることって、思いのほか多いのではないでしょうか。

子育てに限らず、
①「毎日繰り返しているイライラポイントは何か」を検証し、
②「それがどうなったら良いか」「そもそもそれは誰の問題なのか」を考え、
③「怒らなくて済む仕組み」を作ることで解決できること、意外にあると思います^^

学習面でも生活面でも、アイデア次第で子どもとの生活は、より快適になりますよ^^