質問は、それが短く端的なものであればあるほど、答えの自由度が大きくなります。
「好きなものは何ですか?」
と問われたら、あなたの頭には何が浮かびますか?
「好きな食べ物」「好きな色」「好きな動物」「好きな花」など、きっといろんな「好き」が浮かんだことでしょう^^
それに対して例えば「好きな色は何ですか?」と問われた場合、頭に浮かぶのは当然、赤・青・黄 などの“色”ですよね。
このように、質問が短く端的な漠然としたものであるほど、答える側はより自由に主体的に、考えを巡らせる事ができるのです。
子どもに何かを尋ねる時でも、例えば・・・
- 幼児の場合
- 「何して遊ぶ?」→「今から何したい?」
- 小学生の場合
- 「宿題やったの?」→「宿題どう?」
- 中高生の場合
- 「いつから勉強始めるの?」→「このあとどうすんの?」
といったように質問の的を絞らずボーンと大きく投げかける方が、相手はより答えやすいと思いませんか?(特に親の声かけを“ウザ”がる思春期の子どもに使いやすいですよ^^)
質問からゴールへ至るまでの扉を、親が開けていくのではなく、なるべく多くの扉を本人が選び開くことを促す、そんなちょっとした声かけの工夫で、相手の主体性を育むことが出来るのです。
「へぇ~ 面白いなぁ」と思った方、まずはご自分がお子さんに日頃どんな声かけをしているか、意識するところからぜひ始めてみて下さい♪