目次

1.今月のことば

2.“3学年先トロフイーの会”誌上再現録

3.公文式ってなに〜公文式で育つ ユダヤ教育6つの力〜

4.子育て回想記 “我が子と闘った 雑な字 汚い字”


今月のことば

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」といへり

読み方

「てんはひとのうえにひとをつくらず、ひとのしたにひとをつくらず」といへり

意味

「天は人の上にも、人の下にも、人をつくらなかった」と言われている。
天は人間をみな平等につくったという意味です。
人はみな平等であり、命や財産や自分らしさを持つ権利があります。そういう権利がきちんとまもられる世の中をつくろう、と福沢諭吉先生は言っています。
福沢諭吉「学問のすゝめ」より

“3学年先トロフイーの会”誌上再現録

今年より 各教室でのトロフイー授与と成りました。
当教室からは116名が授与されました。

講師:当教室先輩の Hさん

HさんはTV番組“こんなところに日本人”に登場
公文教材の、数学・英語・国語3教科を 小3から高3まで続けました。
豊中高校から 神戸大学・国際文化学部に進学

小2の時 海外青年協力隊に行った人の体験談を聞き、途上国に興味を持ち、
この進路を選んだということです。

大学時代アジア諸国を旅行、見聞を広めました。
大卒後、先ずは社会人として通用する人になることを目標に上場会社に就職、3年後、スウエーデン・ウプサラ大学大学院に留学、開発人類学を学び、卒業後 アフリカのマラウイで3年、ケニアで1年間、農村地域の開発を目的としたプロジェクトに参加、帰国後NPO法人にて途上国に日本企業の社員を送るプログラムに携わり、現在に至る。

公文で身につけたこと、良かった事

集中力、挑戦力、基礎学力、粘り強さ、考え抜く力、継続して学習する力。
そして、特に国語教材学習で文章読解力 構築力が育ち、お蔭で、レポート作成時わかりやすいと褒められた。

辞めたいと思った時の克服法

  • なぜやめたいと思うのか考えてみた。
  • なぜ自分は公文を続けて来れたのか考えてみた。
  • ひと区切りの所がどこか考えた( Iか  Lか 最終か)

後輩へのアドバイス

  1. 世界は広い!そこに自由にアクセスできる力を準備しておこう。
  2. 情熱が持てる夢を捜し続けよう。

目指して下さい!3学年先トロフィー(具体的進度は教室図書室に掲載)

トロフィーを手にするために沢山の汗、涙、父母の譲らない硬い思いがあります。
ある時はビリビリに破ったプリント、ある時は長い教室での滞在時間、そして親の極度のイライラ、こんな自己との、そして他者との闘いを体験した子が手にするのがトロフィーです。
忍耐力、持久力、子どもの持っている最大級の可能性への挑戦、それが3学年先のトロフィーです。

公文式ってなに

〜公文式で育つ ユダヤ教育6つの力〜

最近、ユダヤ教育の本を何冊か読みました。
教室での企画として“銀河通信の会”にも紹介しました。

アメリカ人の小1生100人の2%がユダヤ人。
それなのに名門大学(ex、ハーバード、イエ-ル、コーネルetc)の20%~30%はユダヤ人、その上ノーベル賞受賞者の22%がユダヤ人。

こんな資料を読んだのをきっかけにユダヤ教育に関心を持ちました。
ユダヤ人ってもともと賢いの?読み進めていくうちに学校教育では育てられない6つの項目をいつも意識して子育てしていると云う一文に出会いました。
その6つの項目とは ①言語能力 ②独創性 ③分析能力 ④忍耐力 ⑤大志 ⑥好奇心でした。

ふと思いました。
これ全て公文式を学習する事で育つのでは・・・?と

  1. 言語能力
    歌、読み聞かせによって沢山の語彙を身につける。そして毎日毎日公文の国語を学習し、並行して読書をすれば、この力は絶対つく。
  2. 独創性
    創造力は基礎力が有ってこそのもの。思いつきとは違い一つ、一つ積み重ねていった上につくのが創造力、先ずは基本作りに力を入れてこそ育つもの・・・これも公文でOK
  3. 分析能力
    物事を深く考え、分析していくための力は毎日の公文のプリント(数、国)とこれまた読書によってつくはず。
  4. 忍耐力
    公文を毎日毎日学習していて、涙しないで過ごした子はいないだろう。学年上を学習していき 例を見て自習で学習していくのにやめたいと思わぬ日は無いだろう。
    まさに「公文 = 忍耐」の日々。それを乗り越えてこその忍耐力。現代の毎日の生活ではそんな力は着かない。これまた公文!
  5. 大志
    大きくなったら何になる?18才でどんな道を選ぶ?12歳頃までに人生の青写真が出来ている事が理想と言われる中で私は子ども達にいつも問いかけている。周りの大人が聞いてやることで子どもは考える。そして捜す。成りたいものはドンドン変わる、それで良い。
  6. 好奇心
    好奇心がやる気の源、この心は大切に育てたい ・・・この子の 今のブームは?”恐竜?” ”電車?” ”折り紙?” ”虫?” “星?”何だっていい。そんな大好きな物にひたっている時間が その子の一番楽しい時間。教室の本棚の公文の教材、各レベルの見本冊子。
    いつも教室終了時、ぐちゃぐちゃになっている…あ~今している教材の次はどんな問題なのかと子ども達は見たんだ・・・そこに知的好奇心が垣間見える!

☆☆☆そうなんだ☆☆☆ !!
公文しているとこの6つの力は育つんだ、安堵と共にその力を強力にしていく上にも私は力をかしたい。

公文式の意外な効能について、我が子に公文学習をさせているお父さんお母さん、どう思われますか?
またお声をかけて下さい。お話し下さい。

子育て回想記 我が子と闘った“雑な式”“汚い字”

「先生! 鉛筆忘れた、消しゴム貸して! 」・・・毎回こんな子が居ます。
「この途中式もっとわかりやすく書いて!・・・それに字も雑だから見にくいわ!」・・・そんな言葉を私からもらう子もいます。

そんな子の筆箱 調べてみました、手に丁度の鉛筆なし、長すぎたり、短すぎたり!・・・硬くて消しにくい 消しゴム、ひどい時は玩具消しゴム! ひどい ひどい・・・“賢くなってほしい、頑張って欲しい・・・” そんな親の思いが意外と筆箱の中に見えて来ないのです。

小学校3,4年生になるとシャーペンを使っている。「だって直ぐ鉛筆丸くなるもん!」

それが子どもの言い分!・・・おまけに・・・シャーペンのトップにゆれる 鎖つきの物まで・・・これで集中力云々なんて言わないで!・・・。
せめて小学校の頃は筆箱チェックしてください!

そうそうこんな子が居ます。

小4のTさん「H教材の連立方程式わからない!」そして解いてもミスだらけ・・・そこで筆箱を調べたらろくな鉛筆入っていない!・・・「教室来るまでに鉛筆とがらせてくること!そうすればミスが減ると思うよ」・・・そう云い渡して・・今で、約2ケ月。
毎回その子は、削った鉛筆を見せに来て、その後学習開始。いつもよりミスが減り、在籍時間激減!驚きました。きっと、気持よくプリントに向かえたのでしょう。
思い出しました。
我が息子との闘い・・・「丁寧に・・・!」「美しいプリント・・・!」「位を揃えて・・・!」「プリントと同じ大きさの字を書こう・・・!」「途中式をキチンと・・・!」等々

そして、気が付きました。これらは、その子の持つ能力を最大限に伸ばすことと、無縁で無いことを。そのことは、高校教材に進んだ子。最終教材に行った子のほとんどがキチンとした、論理的なプリントを、作っていることからでも、分かります。

我が子のプリントを一度見て下さい。
“とがった鉛筆で、書かれているか” “キチンと消した上に正解を書いているか”
そんな小さな事が、大きなケアレスミスをしない、賢い子に育つ事に繋がっていくのです。