目次
今月のことば
もっぱら勤むべきは、人間普通日用に近き実学なり
読み方
もっぱらつとむべきは、にんげんふつうにちようにちかきじつがくなり
意味
みんなが一生懸命にやるべきなのは、ふつうの生活に役立つ学問です。
「実学」とは世の中で実際に役に立つ学問のことです。科学、語学、経済学などの実学につながる基礎的な学問(算数・国語・理科・社会)にしっかり取り組みましょう、と諭吉先生は言っています。
※福沢諭吉「学問のすゝめ」より
公文式ってなに
〜公文の国語は凄い!〜
公文式国語はもともと『読書好きを育て、長文読解力をつけること』を目的として作られた教材です。
毎日毎日国語のプリントを読んでいけば、解き進んでいく過程でだんだん内容が深くなり文字も小さくなります。
そこで文字に対する抵抗が無くなり、それが本を読む習慣の無い子に本への動機づけをすることとなります。だから公文の国語をしていくうちに本を読むようになった・・・ということはよくあることなのです。
では本をさえ読んでいれば国語は得意になるのでしょうか・・・? 答えはNOです。
本を読む事と設問に答えることとは全く別のことであり、本は全体を把握する力は育てますが、細部にわたっての把握はやはり一つ一つ設問に答えるという動作が無いと力として育っていきません。
ですから、国語力、読解力を育てるには公文の国語で進度を高く上げながら、脇を読書で固めていくことです。
他塾で国語力といってもテクニックの技を伝授する事に留まり、上手くいっている例はあまり見られません。
一つ一つ国語を制覇するためのメニュー(例えば・・・主語、述語、修飾語、文末表現、文の成分、命題,重文、複文等)を取り上げ、それを磨いているプリントは他に無いでしょう。そういう意味からも入試にも充分役に立つし、公文の国語は凄いと言われるゆえんです。
又、国語力は英語力の基本でもあります。中学英語で良い点は取れても、高校レベルの英語となると国語力が大きくものをいいます。その時点で国語力の脆弱さを嘆く事の無いようにしたいものです。
ここで、知っておいて頂きたいことは、国語力は小学校の時にしか付ける時間が無いと言う事です。中学進学後はしなくてはいけない事が沢山あり、国語まで、手が回りません、すでに活字に対する抵抗感があるので、うまくいきません。
子ども達のこれから通っていく大学入試なども、小論文などが課せられる方向に動いています。とにかく小学校時代に沢山の本を読み、沢山の文を読み解くその準備さえしておけば、いざ作文、いざ論文と、突きつけられても、びくともしません。作文は自分の頭の引き出しに沢山の言葉が、入っていないと、書けるものではありません。
算数の文章題でも国語力が育っていれば、不得意を得意にする事は演習の数をこなせばやがて、身についてきます。
国語力はすべての基本であり最優先に育てていくべき力である事を意識しておく事はとても大切だと声を大にして伝えたいのです。
国語力大丈夫ですか?
国語力は幼少のころから意識しないと育たない力なのです。日本人だから日本語を話しているし、読んでいるし、聞いているしと安心していませんか? 又本好きだから大丈夫と思っていませんか?
その力が脆弱なのだと気づくのは中学入学後、中間テスト、期末テストは点が取れるのに実力テストではどうも・・・となるパターンが殆どです。
以下に示すように大学入試が大きく変わろうとしています。国語力が、特に要約力、論理力が問われるテストに変貌します。今日から、今から国語力育成を意識して行きましょう。
子育て回想記
子育て回想記(2歳台読書、幼長で小6教科書が読める子に)
当教室では金曜日の午前10:30~12:30に週一回、幼児教室を開いています。未就園児(0~4歳)の幼児が12~15名程、母子共に入室しカードや歌に興じています。
そもそも幼児教室なんて何してるの?そんなに小さいうちからかわいそうとか、もっと遊ばせたらいいのに~という世のご指摘の中、我が幼児教室は小学校に入学する前の3月に「青い鳥文庫」という単行本が読めることを第1の目標にして日々子どもに働きかけています。
過去40年余りの公文の指導者をしていて確かに言えることが幾つかありますがその中で、より確かに大声でいえることは幼児期に本好きにし、3歳の誕生日にスラスラ本が読めるという状態 (これを 公文では「2歳読書」と提唱しています)に育てていけば、その子はその後必ず知的な伸び方をするということです。
過去に この「3歳の誕生日」に小学1年生の教科書にある「大きなかぶ」を初見で読むという2歳読書を達成した子が何人もいます。又、4歳の誕生日前に3歳読書した子もいます。いずれにしても世の中全体の流れから見ると驚くべきことなのです。
では、こんな力を子どもにつけるために母親は何をしたでしょうか。くる日もくる日もひらがなを覚えさせようと必死に学ばせたのでしょうか。いいえ、くる日もくる日も本人の好むに任せて絵本を読んであげたのです。一日最低10冊、1ヵ月300冊、1年で3600冊、生れた時から3歳迄に1万冊は呼んでもらっているのです。これだけ読んでもらった子は自ずと自分で読みたいと思って読み出すのは自然の理でしょう。
子どもに本の読み聞かせをしていますか?と聞くと殆どのお母様は「ハーィ、夜寝る時に2~3冊」と言われます。これは私に言わせれば読み聞かせには入りません。本好きにする土壌が育つとは思われません。
私自身子育てをしている時も、2歳読書は知りませんでしたし、思いもつかなかったのですが、6歳で「小学6年生の(下)の教科書を初見で読む」。こんな目標を公文会長にいただき、ひたすら、その達成に向かって読み聞かせをしたものでした。そして達成した時の喜びはいうまでもありません。又 その後の図書館通い、推薦図書によるレベルアップを心がけたため本の大好きな、知識欲旺盛な子に育ち、はては、私達夫婦の読書スピードのなんと遅いことかと脱帽するに至るまでになりました。知的に育つためには本好きに、本好きに育つためには溢れんばかりの読み聞かせ、そして、知的に育った子は例外無く速読力が高い。これは、当たり前のことですが、案外と忘れられ、目先の効能をのみ追いかける傾向があるのではないでしょうか、本を読ませるひまが無いといいながらTVのついている家が沢山有ります。秋の夜長、「TVを消して読書に!!」は地味ですが大変大切なことです。その力は将来大きな柱となることを忘れてはなりません。
この2020年より大学入試の在り方が大きく変わります。その日の為に専門家はこう言っています。
国語の力をつけて下さい、要約の力、論理的思考のできる力 を育てて下さい・・・・と。
そのために①読み聞かせ ②子どもへの5W1Hの質問をする ③あらすじを言わせ ④家庭内会話を文章でやりとりし・・・日々の生活の文化度アップを・・・と
さあ! 家の中に本のある環境を作り週1は ”NO TV ディ”を作って本好きの子どもに育てましょう!
受けて良かったコーチング!
コーチング講座の感想を続々頂戴していますので、ご紹介させていただきます!
- 小学校3年生の娘への接し方をより良く出来たらと思い、参加させて頂きました。今まで自分が思っていた「きく」「認める」といった姿勢に対する思い込みが、いかに娘の「話したい」想いを妨げていたかに気づくことが出来ました。親自身の見方を変え、接し方を少し変える事により、親子共に気持ちが楽になっていくことが出来ました。(小3)
- 講座参加前の自分の子どもへの接し方は、子ども達が素直に話せる状態ではなかったと思います。「何でも話してねー!」と言いながら話すとちゃんと聞いてあげられなかったり怒ったり…。受講して色々なことに気づかされました。もっと早くにこういう講座を学んでいたらと最初は思いましたが、あき先生にも最初に言っていただきましたが、自分が今困っているからこの講座に気づき、出会えたと思います。もう遅いとか育児書読んだしなどと思わず受講して子どもとの信頼関係を作っておけば、この先もよりよい家族関係が築けると思います。(小4・小2)
- 受講前と比べて、気持ちに余裕ができ、落ち着いて子育てが出来るようになりました。同時に子どもも笑顔が増えたように思います。受講できてとても良かったです。ありがとうございました。(小2・年長)
- 子育てコーチング講座を受講して、子どものやる気と自信を引き出すのは母親だと改めて感じました。受講後は子育ての悩み、モヤモヤ…自分の気持ちがいい方向に整理されます。目標に向かって子どもと一緒に頑張るゾー!と元気になります。(小3)
- 前のめりになりがちな育児をしながらの日常にゆとりの気持ちが持てるようになります。こういうことを思っていたんだ!考えていたんだ!と我が子の成長にも気づきやすくなると思います。(2歳)
- 思春期の息子の子育てに悩み、清水先生に相談したところあき先生のコーチング講座を教えて頂きました。受講してみて感じた事は、自分の子育ての仕方は考えが間違っていたと思いました。いかに自分の事しか考えていない、子どものためだと思っていたことが逆だったんだと気づきました。話をきいてあげる事、認める事をこれからも忘れずにゆっくりでも向き合っていきたいと思います。とてもためになりました。ありがとうございました。(中1・小2)