目次
2.公文式ってなに 〜公文の教室ではいろんな風景が見られます〜
3.子育て回想記 〜私の子どもへの教育の中心の柱は、もちろん公文〜
今月のことば
こころの庭
人のこころは「庭」みたいなものなんだ。
雑草をぬいてきちんと手入れをして、きれいな花をさかせよう。
「わるいこころ」はせっせとぬいて、「よいこころ」のたねをまこう!
※稲盛和夫監修「子どもの心の育て方」より
公文式ってなに
公文式ってなに 公文の教室ではいろんな風景が見られます
学習が進めば進むほど、3つの能力、処理力、類推力、修正力が伸びる!
- A君
- ダラダラしていて「先生、今日は間違いが多いので、間違い直しだけにさせて」と私に懇願にきました。私は首を横に振り、与えられた時間を使えば出来るはずと言って自席に返しました。この子に一定時間作業が続けられる処理力をつけてやりたいから・・・
- Bさん
- 今日は初出の約分。例をみてもわからないと聞きに来るどうしてこうなるのかなあーと逆に私が質問する・・・ウーン分母と分子を5で割ってあるみたいとBさんは言う、そうそうそれを自分で気がついて偉い!
じゃあ下の5題は自力で出来るわ、それをしてみて出来たら持っておいで・・・暫くして持ってきたBさん全てマルすごーい!これでこの子は例題から類推する力 即ち類推力をつけてくれた!教えて貰わなくても自分でできたね
- 今日は初出の約分。例をみてもわからないと聞きに来るどうしてこうなるのかなあーと逆に私が質問する・・・ウーン分母と分子を5で割ってあるみたいとBさんは言う、そうそうそれを自分で気がついて偉い!
- C君
- ミスが多くてしんどい、まだミスが16問も有る。そう言って呟いて自分の作ったミスと向き合う事1時間、ついにミスを直せた。壁にぶつかっても根気強く、自分と向き合う構えを必要とする修正力を経験した。
上記の様に子ども達が頑張っている風景が見られる公文教室。
この処理力、類推力、修正力は直ぐにつく力ではありません。在籍期間が長いほどそんな力が要求され、これがついには社会で活躍する力となって行くのだなあーと46年余り公文教室をしていて思います。
基礎学力の上に成果を出せるベースとしての熱心さ、情熱、論理性、課題遂行力、粘り強さが身について、社会で活躍できる人になるのです。
子育て回想記
私の子どもへの教育の中心の柱は、もちろん公文
私が三人の子に公文をさせたのは当然のこと、私が公文の指導者をしていることで 子ども達はやめることが出来ずに 自分達は世界で一番不幸だと嘆き、親子関係が大変悪くなった時期もありました。
幼児~小学3年生くらいまでは 親の力が強いので、命令されれば渋々しました。ところが小4以上になると自分の思いが出てきてうまくいかないのです。それまでは私の教室に通っていましたが、(教室が家の近くに有ったので)次第に他の子を褒めている親を見る不愉快さ、それに比べて自分達は少しも褒めてもらえず、しかも全て後回しになることに(例えば宿題をもらったり、座席を手に入れる時他の人が優先)段々親子関係が悪くなったので家を転居したことをきっかけに他の教室に移る事、他の指導者に任せる事にしました。その時私は何を根拠に教室を選んだかというと・・・
- 子どもが自分のレベルより上の教材をしている子を多く見ることが出来、今の自分のレベルを知り、より上へ行きたいと思うような教室(上の教材を見るため)
- 同級生が多いという事で、負けん気が顔を出し頑張る力が湧いて来る教室(小さなライバル意識を持つため)
- 今は縦割りで遊ぶ事が少ないため、上の学年の子と親見知りになれる教室(願わくば教室外で誘い合って遊んで欲しい)
- 先生が親切で、熱心でより多くの情報を持っていて、迷った時相談できる人であること(自分の迷いを導いてくれる人)
この条件に当てはまる教室はやはり生徒数が多く、活気のある教室でした。通ってみてわかったことは学年より上の教材を勉強している子が多く、3学年先のトロフイーをもらう子が多かったり、終了テスト(I教材・中3レベル)を事務局へ行って受ける子が多かったので、我が子も触発されて教材をどんどん上へと私の手を離れて生き生き学習し、衝突は有ったものの頑張ってくれました。やはり、他人からほめられる、ほめ上手な先生に預けることで、子どもは認められたくて頑張っていくものの様です。
ところがそこは夜7時までしかしていませんでした。また、グレーゾーン(中1~高)に入るので私の言う事に全く耳を貸さず親子間で続けることは不可能でした。そこで、私はどうしても公文をさせたかったので公文を最終教材までした学生を阪大で捜し、その家庭教師の先生のもとで公文をさせる事にしました(親子関係が悪くなるので、公文の番人として)
ところが、家庭教師の先生には、すぐ聞くことが出来るのでよくないことが多々有りました。勉強はやはり自分でするもの、教えてもらうものではないのです。家庭教師の先生には不親切にして下さいと何度も何度も頼んだものです(余談になりますが、家庭教師はなるべく口数の少なく、願わくば居眠りをしていて生徒に聞かれたら答える位の人が丁度いいと・・・その方が生徒に力が付くとずうっと、そして今でも思っています)
そんなこんなで子どもたちにさせた公文、基礎力は応用力に必ず変わるという言葉を信じさせたものです。
小5、小6の会中間報告(夏休み編)
夏休み序盤終了です。子ども達も夏に進度アップをと頑張っていますが、この夏休みをどうしたらいいのかを小5・小6の会(公立中学志望の子達)で夏の計画を立てました。
公文以外にする事
- 学校の宿題
- プリント類は7月中に終了
- 算数
- 算数脳パズル250問をやる
- 文章題(小3〜5、小4〜6編を繰り返しやる)
- 国語
- 新聞随筆の書き写しと要約と題名つけを週2本
- 感想文コンクールの優秀作品を参考に読書感想文を書いてみよう
- 「ついていい嘘、いけない嘘について」の小論文
- 理科
- 自由研究として、家庭でできる実験のレポートを5本まとめる
- 中学入試の理科問題集をやる
- 社会
- 2学期部分の教科書を予習読破
- 帰省、旅行先の県の特産物等中心に調べ、まとめて出かける
- 英語
- 目標の英検級に向かって問題集を2~3回する
等々話し合って各自自分にピッタリの物を捜し、すること一覧を作って母のサインをもらう事を約束して解散しました。どんな夏休みになるのか、次回8/25(土)が楽しみです。
皆さんも「やること一覧」を書き出し、やってみませんか、今からでも遅くありません。中学生も学習終了後書き出しています。