目次
3.子育て回想記 〜子どもに、どんな言葉をかけていますか?〜
今月のことば
善く戦う者は、其の勢は険にして、其の節は短なり
地道な努力で、いざというときのために力をためておこう。
※監修 斎藤孝「こども孫子の兵法」より
公文式ってなに
「やる気の土台」をつくりましょう!
“まだ 誰も知らない 未来の種を 育てたい”
公文式算数のいいところ
計算がスラスラできる子は「算数が好き」になります。学年が上がるにつれて「好き」という子が減って来るのは計算がスラスラできなくなるからです。
公文式は自分に必要な分だけ何度も練習できるので、どんなに難しくなっても「計算がスラスラ」できるのです。それが「算数大好き」「得意」につながります。
公文で中学や高校の数学を小学生が学習していることも多く、大きな自信につながっています。
単に計算、とタカをくくっていると、力を失っていくのが算数・数学なのです。計算力をシッカリつける。これが、数学得意の入り口です。算数、数学の底力を支えているのが公文の算数、数学教材です。
公文式英語のいいところ
聞き取れない言葉は言えません。読めない言葉は書けません。一方、聞き取れる言葉は真似して言うことができ、読めた言葉は書くことができます。
そして「聞く」と「言う」だけでなく、「読む」「書く」ができると、さらに英語が使えるようになります。
小学3年生から学校で英語を学ぶ時代になります。日本人が普通に英語を使う時代はすぐそこまで来ています。
『聞く』『言う』『読む』『書く』をバランスよく学べるのが公文の英語です。公文の英語を土台にして英検などにトライしている子が多数います。
公文式国語のいいところ
話を聞いたり、自分の気持ちを伝えることができるのは、国語の力です。たくさんの言葉を知っていれば、たくさんのことが伝えられます。
文章を書いたり、話を聞いたり、本を読んだりすると、言葉の量が増えていきます。
相手の気持ちをわかるのも言葉があるからです。ものを考える基になるのも国語の力です。
2020年より大学入試のあり方が変わります。要約力、思考力の問われるテストとなります。
読書をしているから国語力があるというものでもありません。一枚一枚のプリントをシッカリ読んで答える。この作業で力を着けていくのが公文の国語です。
子育て回想記
子どもに、どんな言葉をかけていますか?
子育て回想記子どもにどんな言葉をかけていますか?
教室中に学年より上の教材をしている時に、子どもがよく云う言葉に“ムリ、出来ない”が有ります。そんな時きっとこの子はお家でも親から“そりや~無理や!”とか“あんたバカね~そんなん無理や出来るわけないやん!“とか言われているのかな-と時々思います。
そんな時自分はどんな言葉を親から掛けてもらいそして子育て中にどんな言葉を投げかけていたのかとふっと思い出す時が有ります。
私自身親からは以下のようなことを言われていました。
- 若い時汗しないと年取ると涙になってでてくるぞ!・・・努力しなさい今!
- お母さんはこの階段1段目の人生だけどあなたは2段目の人生を!・・・イキイキした人生を送ってね!
- 人には添うてみろ馬には乗ってみよ!・・・いろんな人のいろんな経験は素直に聞いてチャレンジしなさい。
- 幸運の女神は前髪しかないよ、後で後悔しないように前髪を掴んでいきなさい・・チャンスの女神は・・・瞬間のものチャンスを掴みなさい。
では我が子には何を言い続けていたのでしょう?言った方の私は忘れても言われた子どもは覚えているものです。長男は小5、小6に受け持ちの先生に言われた言葉・・・それを口癖としてずっとずっと言い続けました。
- 箕面の紅葉をみよ!紅葉は落ちた所に根を張り大きくなる。自分の生き筋として与えられたところで根を大きくはれ!
- 牛は水を飲んで牛乳を出す、蛇は水を飲んで毒を出す、社会に出たら、人の為になる人間に成りなさい。
- 白鳥を見よ!白鳥は表面的にはスイスイ泳いでいるが・・・その足は激しく動かしている!努力しないで行けるはずがない。見えない所で努力している事は大切で努力は裏切られない!
そんな先生から頂いた言葉を口癖としてきました。そしてその上に“自分は運がいい”といつも思え!と、言い続けてきました。私は文章題、図形に弱いって・・・と思っている子は、100%親がそれを言っているのを聞いているからです。・・・と最近の講演会で耳にしました。
さあ、皆さん口癖こそ怖いのです。”何気無く吐く”・・・吐いているこの一言が意外と子どもの心に突き刺さっているのです。
お母さんの口癖は何ですか!一度お子さんに聞いてみて下さい。そして、それがマイナス言葉であれば、可愛い我が子の為に努力して是正することが大切です。
合格体験記
「公文と僕」
僕は、今春1年間の浪人生活を経て、京都大学に入学することが出来ました。こうして小さい時からの目標“親を超える”“兄を超える”を達成できました。この目標が達成できたプロセスには、公文を“コツコツと続けてきた事”が大きかったと思います。
振り返ってみると、僕は幼稚園時代から公文に通っていました。その頃は何が何だかわからないまま、ただ、母に連れられて、教室に来てプリントを進めるだけの日々でした。小学校低学年時代の頃通分の計算や大きい桁の割り算には、泣きながら取り組んだ日も有りました。僕は数英国学習していましたし、特に算数は、なぜそうなるのか分からないまま、やっていたから、忘れてしまう事も多かったからです。それでも辞めたいと思った事は無かった事が、今でも不思議です。“公文”は、やるもの、僕の毎日の仕事は“公文”と“学校の宿題”だと、学習習慣を母が厳しくつけてくれたからでしょう。
公文を続けて2学年先、3学年先の学習をするようになって、徐々に威力を感じ始めました。高学年に成ってくると、そろばんに通っている友達と、同等の計算力を持ちながら、しかし、彼とは違い、学年より先の勉強に取り組んでいるという、自信が、自分の中に自負として、育っていたのか、気持ちの中に優位性が芽生えてきていました。この時意識したことが有るとすれば、常に学校より先を学習しなくてはという意識です。自分の学年に追いつかれてしまっては、これまでの自信や得意感が無くなってしまうと考えた事です。
そして、僕は公立の中学校に進みました。“中1の1学期の中間テストは、とても大切だ”と清水先生の言葉に従い最善を尽くしました。ここで、よい点数が取れたことで、中学校の勉強に弾みがつき、常に高得点をキープすることが出来たと、思います。実は小学校時代、清水先生がしてくださった、小5小6の会に2年間所属していたので、勉強の方法や、一緒に励む友人も出来た事も、大きかったと思います。
中学の時は、クラブで忙しくなり、国語と英語は先生と相談して区切りのいい所でストップしました。中学の時に、特に数学が他の教科を引っ張り上げる、自信のもととなりました。図形も演習問題を”、数学が得意”と言う気持ちが有ったので、そんなに苦労なく、乗り切れました。中学2年の時高校基礎課程のテストに合格し、そこで一区切りをつけ、中2の3学期から塾に行き公文を休会しました。そこでも、”やれば出来る”精神が生きてきて、第一志望に合格しました。また高校から1年ほどでしたが、公文を再開して、大学に備えました。
中学校、高校と通ってきたなかで、1つ実感したことが有ります。それは”勉強ができる、出来ない”に関しては、才能と言った事に関係が無いという事です。確かにほんの一部、勉強しなくても高得点が取れてしまうという人は、存在します。しかし、周りの殆どの人は、一生懸命、コツコツと努力を重ねている人達でした。
だからこそ、皆さんは一日1枚でも継続することが重要なのです。このように、今の僕は”公文を継続して来た”からこその、宝物を手に出来たのは、清水先生をはじめ公文の先生方、そして家族の支えがあったからだと、思います。有難うございました。