目次
2.公文式ってなに 〜いつもラクラク&100点満点&スラスラ解ける〜
今月のことば
ひとつのことでいいから最後までやりとげる。
たったひとつのことでも、やりきれば、きみのなかに自信が生まれる。その自信は、もっと大きな目標にいどむ土台になるよ。
※監修 高濱正伸「ルールブック よのなか」より
公文式ってなに
いつもラクラク&100点満点&スラスラ解ける
いつもラクラク
難しくなく、ラクなところを、スムーズ学習
- 学校では、いったん落ちこぼれると、いくら頑張っても、100点は取れません。
- 公文式では、「少し頑張れば100点を取れる」ところを常に学習することによって、自信とやる気を引き出します。それが長続きのコツです。
100点満点
「やりっぱなし」ではなく、「必ず100点に」
- 学校では、テストとは、評価を定めるもの。ある意味で「やりぱなし」の状態で、返されたものを100点に仕上げることはありません。100点満点の70点であれば、問題なのは、不正解であった残りの30点なのです。
- 公文式では、「必ず100点に仕上げる」ことで、毎回の学習が完了します。「うっかりミス」など自分の弱いところを、訂正を重ねる事で、自分の強みに変えていきます。「ミスを発見する力」と言ってもいいかもしれません。こうして、自分自身の弱点に気づき自覚したうえでそれら弱点を自ら克服していける子どもを育てます。
スラスラ解ける
「時間が足りない」ではなく、「力が足りない」
- 学校では、テストでギリギリまで粘っても時間が足りなかった子の70点と、時間の半分で解いてしまい見直しもしなかった子の70点も同じ70点。しかし、同じ70点でも、この二つには、大きな学力差があります。
- 公文式では、「スラスラ解ける状態」かどうかを客観的に判断するために、「100点に仕上げるまでの時間」を目安にしています。これを「標準完成時間」と呼びます。「標準完成時間」は「プログラム教材」の各ステップごとに、細かく設定しています。これらは、教材の次のステップに進んでも大丈夫かどうかの、重要な目安ともなります。
孫育て進行形
”さあ4月”出発の季節です。
さあ4月、子どもたちにとって出発の時です。
今年はコロナ騒動の為、疑心暗鬼の4月ですが、“物事は初めが肝心”の説から見れば、おさえておかねばならぬ大切な4月です。この2月に新小1生の入学にあたっての心構えの懇談会をしました。
これは 新小1、新中1の我子が新らしい区切りに立つた時、何の心意気も、何の決心も無いまま通過してしまった私の苦い経験から、お母様方はそうであっては、ならないという思いで毎年実施しているメインイベントなのです。
特に幼稚園から新小1への橋は大きな転換期であることは間違いありません。そんな思いで会の終了時に私のアドバイスから、どんなことを決心されたかと書いて戴いています。今年書かれたKさん、Iさんの決意に私は感動しました。その一つ、一つに私の苦い思いの反省が反映されていて、私の話から感じ取って頂いた事に、感謝しています。
我が家の決心
生活面 | 学習面 | |
1 | 帰宅後、まずは鞄から全て出す | 夕食時に今日の出来事を話す |
2 | 朝6:00に起き、夜8:00に寝る | 教科書を母子で一緒に音読 |
3 | 次の日の準備をして玄関に持ち物を置く | ホワイトボードに今日の予定を書く |
4 | 次の日の洋服を選んでおく | 本読みの環境作り |
5 | 出発前の排尿、排便 | |
6 | 門限は5:30 |
解説(生活面)
1)は10才(小3~)辺りから学校の便りなど届かなくなる事をふまえ、鞄の中の全てを脱衣籠に出し、次の日の準備をすることです。その時、消しゴム、削った鉛筆などの文具もキチンとしているか点検する、これはとても大切な事です。
2)は3点固定「朝食」「夕食」「寝る時間」を子どもに伝え、徹底することで、生活のリズムが決まります。
3)は忘れ物等しない子にするための方策です。
4)は“早く早く”といつもせき立てる母の口癖を封じ込めるためにも、グッドアイデアです。
5)の排便、排尿は大切なしつけです。
6)の門限は帰宅時のリズムをつける為にも大切です。
解説(学習面)
1)はまず母が今日の1日の行動を子どもに報告、そうすれば子供も自ずと話したくなるそんな
雰囲気作りが大切です。東大生の90%以上がよく家族で対話したと聞かされています。
2)は5月の連休前迄に前期の教科書を親子一緒に音読し新しく学ぶ事への期待を持たせる事です。勿論補足もします。学習は予習が一番です。
3)帰宅後、今日の寝るまでの予定を子ども自身に聞きホワイトボードに書いて遊びに行くようにする習慣が 後々自主的な子どもになる道だと思います。
4)テレビに子守をさせない。先ずは目のつく所に本を置いて読書への誘いをする事です。本のレベルはまかせて本を楽しむという事から始めましょう。
あなたはどんな事を心に決めて、新しい4月の出発を我が子にしますか?
うれしかったこと
公文式を上手に使っていきましょう
春です、高校入試、大学入試を突破した子、悔しくも破れた子、様々な子が教室に報告をしに来ました。
池田,追手門、茨木、関西大倉、北千里、豊中、雲雀丘(50音順)に進学予定の高校入試突破グループ、旭川医科大学、大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学、弘前医科大を突破した大学受験組、志望大学に口惜しくも破れあと一年頑張ると宣言した浪人覚悟生・・・
皆、春4月への抱負を胸に、すっきりとした表情で次なるスタート地点に立った区切りとして 報告に来てくれました。
その子達の公文生活を振りかえってみると ある共通点が見えました。
- どの子も 入会が早く(少なくても小1以前)在籍期間が長い。
- どの子も 学習習慣をキッチリつけ、公文で高さ(2学年先~3学年先)を目指した。
- どの家庭も、中学入試なら小4の2月から、高校入試なら中2の2月からという私の助言に従って、
- 公文の高さを入学後の余裕を考えて塾を利用した。
- どの子も 読書好きに育てられ、読み聞かせ、図書館通いは月例生活リズムに入っていた。
- どの親も 子どもがスランプ時は 直ぐ懇談を申込まれ いかに乗り切るか双方で作戦を立てた。
- お父さんの役割は 体験(博物館、科学館へいくなど)、体力係(ハイキングなど)となっていた。
- どの家庭も 望遠鏡的見方(片目は今、片目は5年先)をしていた。とかく揺らぎがちな文章題や図形は、長期休暇を利用して、手作りで、乗り切った。
こうして見ると、そんな難しいことは一つもない
継続する事を根底におき、子どもの毎日を応援してきた家庭でした。
私は“我が子は自分位にはなるだろう”とタカを括っていた第一子の子育て、親より一段上という意識が底辺に流れ始めての第二子、第三子の子育てでした。
公文式を上手に使って“18才で人生を選べる子”にしましょう。公文と縁が有ったのですから、この縁を良縁にすべく日々生じる問題を一緒に解決して行きましょう。
私も我子育てに公文式を上手に使って来ました。思い通りにならない子どもの悩みも沢山有りました。そんな経験もお話しします。声掛けて下さい。お待ちしています。