目次

1.今月のことば

2.公文式ってなに!

3.個人懇談アラカルト

4.ちょっと紹介「小5、小6の会」


今月のことば

勝ったときこそ冷静に。

「勝ち」をゴールにすると、そこで成長が止まってしまうよ。勝ってもけっして浮かれず、たんたんと努力を続けていこう。
※監修 高濱正伸「ルールブック よのなか」より

公文式ってなに!

こんなところが学校とは違う

公文式ってなに! こんなところが学校とは違う

「首尾一貫」式

「飛び飛び」ではなく、「首尾一貫した」学習

  • 学校では、ようやく覚えた頃にまったく新たな次の単元に移ります。時には新しい単元が、前後の脈絡なしに、唐突に始まる事も有ります。
  • 公文式では、「プログラム教材」がこれまでの学部内容とをスムーズに橋渡しします。ほんの少し頑張れば、次のステップへ進むことができるわけです。
    段差が大きく急勾配の階段を、常に渾身の力を振り絞って上がるのではなく、階段が小さくて傾斜の緩やかな階段をリズミカルに上がっていくようなもの、準備体操・助走・全力疾走といった具合に、リズムに乗って、学習が進みます。常に学習した内容を定着させることで、先へ先へと、確実に進むことができます。

【私の思い】
当該学年の間に、これだけ教えねばならない、これが教師に与えられた使命です。教科書なら〇〇ページ~〇〇ページまでを一学期中に教える。だから少し定着が悪くても、わかっていない子がいてもまずは教え込むことが要求されます。ですから理解する時間が不足しているなあ~と思うと宿題にします。そしてその上昇への段階が急勾配なので少しずつ消化不良の子が出てくるのです。私は新任教師の時、理解の悪い子達だけ残して補習を学校でしようとした時、校長から“子どもの放課後の時間を邪魔するな”と止められたのを今でも忘れません。

「必要最低限一直線」式

あれこれ欲張らずに、基礎をしっかり固める

  • 学校では、学年ごとに、教わる内容が沢山あります。
  • 公文式では、高校(大学)まで一直線の「プログラム教材」です。シェイプアップした教材によつて、学校課程一年分を、平均的には、8か月程度で終えることができます。

【私の思い】
公文は入会後のテストのあと、実力より 随分下の教材からさせられます。実力より相当の所からすると、直ぐ疲れてやる気を失うからです。でもいつまでもそこにはいません。目標は学年上の教材をする事です。

数、英は予習大きくつかんであると学校で学習した時にストーンと理解でき余裕が生まれ得意科目となる事が多いからです。1教材平均8ヶ月で習得するのが公文です。
ですから「学年を越す⇒2学年先⇒3学年先」と挑戦し、その予習の過程で視野のひろがりも体感し、子供は少しずつ優秀になっていくこと必修です。

個人懇談アラカルト

うちの子集中力がなくて困っているのですが・・・(6才母)
集中力は育てるもの生来持っているものではないと思います。集中力が育つ始まりは、熱中力でしょうか。何かに熱中している時は声をかけない事、これが集中力を育てる第1歩です。又集中力は幼い時は「年齢+1分」といわれています。これを小学校高学年、中学生になる迄に少なくとも20分~30分集中できる子に育てましょう。「20分~30分勉強して10分休む」このパターンを手に入れたいですね。
英語学習はいつから始めればいいのでしょうか、2教科を公文でしていて少し大変かなあ~とおもうのですが。
今は学校では小3で英語学習が始まります。そして、中3で多くの生徒が英検3級取得できるというのが文科省のねらいとなっています。小3時代は「英語はたのしい」をインプットするのがその目的ですが、親世代が昔、中1で習った内容が小5、小6におりてきて、英語学習が評価されていきます。ですから小5、小6で英語が嫌いなるということもよく聞きます。ですから、そうならないように英語学習を早めにはじめておくことは大切だと思います。
私的には小2から英語学習を開始しておくと小5、小6ののヤマがのりきれるかと思います。但し、英語の基盤は母国語(国語)ですからそのあたりもしっかり考え、国語の力を育てて行くことが英語学習以前に(ちなみに、英語力=国語力×0.8と言われています)意識することです。
2教科が3教科になって一見大変そうに見えますが、3教科している子は皆工夫して学習していますし、英語を始め当初はその大変さより「楽しい」の一語につきる日々のようです。数・国のレベルの高い子はかえって、英語でほっとするようです。

ちょっと紹介「小5、小6の会」

当教室では、「私立中か公立中かをきちんと小4末までに夫婦で話し合いその決定に従って大切な小5、小6時代を子どもに過ごさせるべき」との私の考えから、公立希望の子供たちで小5、小6の会を10年前から企画しています。

その内容は月1回、土曜日の午後、親と子の参加によるものです。この会を経験した今大学生の子は公文のプリントの思い出と共に、とても自分のためになったと話してくれます。今小5、小6の彼らが、将来絶対遭遇するだろう“自分の考えを論理的に人に伝える”練習をするというものです。その課題は最近とみに増えた国公立中入試問題です。

【例】

  • ”生きる”上で大切な事は?
  • 心豊かに人と幸せに生きるには?
  • “生きる”“生きている”って?

今月の課題はオリンピック施行にかんがみ、「国と国とのコミニケーションとは?」でした。

国際交流を進める時の注意点は、相手の事を深く知ろうとせずに印象だけで判断する事は危険だと認識する事だと思います。異なる部分だけを見て判断せずに、まずは文化にふれる事が解決策になると思います。

なぜなら、文化にふれることで共通点が見つかるきっかけになったり、新しい文化が受け入れやすくなると考えるからです。そして、新しい文化が受け入れられたら自分たちの文化に取り入れやすくなると思うからです。

ですが、すべての文化が受け入れられるとはかぎらないと思います。でも、そんな時には否定せずに、文化にふれて、それでも受け入れられなかったら、自分とは異なる文化などのことも頭に入れておく、ということが大事だと思います。

私は、これから異なる文化にふれるときにはすべてを否定するのではなく、まずはその文化にふれてみようと思います。

小6H・M

次月の課題は「前向きな生き方とは?」です。どんな話し合いを父母とし、どんな考えを作文に書いてくれるか楽しみです。