目次
今月のことば
そのままでいい
強く生きるとは 負けないことではなく
どんな困難にぶつかったとしても 立ち上がること
~田口久人 そのままでいい より~
本物の学力は自習で進んでこそ身につく
勉強には大きく分けて2つの方法が あります。
- 1つは「他人に教えてもらう方法」
- もう1つは「自習」です
世間には、教えてもらわなくてはわからないと思い込んでいる人が案外多いのではないでしょうか。しかし、それ以前の学力がしっかりと身についていれば、例題を見たり、ほんのちょっとヒントをもらうだけで無理なく進んでいけます。
他人から教えられて勉強するのと、自分自身の力で解き進むのとでは、学習効果には雲泥の差があります。自分の力だけで先に進めると知ったとき、子どもは勉強をおもしろく感じるようになるものです。
学校ではまだ習っていない問題が解けるようになると、もっと先を知りたい、もっとすごい問題があるのではないかという興味と意欲が育っ てきます。公文式では、このような自主的な意欲を引き出すことをまず第一に重要なことと考えています。
お友達先生のお孫さんが東大文IIIに合格しました
300km離れた 新潟 東京の公文式学習。 先生はプリントを送るだけ。 究極の自 学自習です。 プリントには教授機能があるので、自分の力でどんどん進めていくこ とができます。 高校数学を学ぶようになって公文の奥深さと面白さを知り、「公文 すごいぞ!」 を身をもって感じたそうです。 国語は読解力を養うだけでなく、 古 文、漢文の世界をその時代の背景まで含めて学べ、さらに評論まで・・・ここまで行き着いた生徒にしかわからない醍醐味を存分に味わいました。英語は、四技能(読む、書く、聞く、話す) に加え、知識までも増やしてくれる教材のピックアップ (この本を選んできたか!) を楽しんだそうです。 何より公文で培った“集中力”がここぞというときの最大の武器になったと、嬉しい報告をしてくれました。
子育てにおすすめの5つのポイント
親子にちょうどよい豊かな子育て
①よく見る
表情やしぐさにあらわれた気持ちや、小さな成長を楽しんで見つけ、気づき、応えましょう。
②広げる
子どもの好きなことや興味のあることをふくらませたり、いろいろなものを使って親子でのやりとりを楽しみましょう。
③ほめる
子どもや自分自身の変化成長を見つけてはほめ、喜び、自信につなげていきましょう。
④待つ
子どもが何かをしようとしているときは見守り、待ち、必要なときにはいつでも手助けをできるようにしましょう。
⑤続ける
歌いかけや読み聞かせなどの「ことばのやりとり」を子どものペースに合わせて続けましょう。
いつでもどこでもスマホは見られるけど子どもの成長は今この瞬間だけ
巻頭で引用した田口久人氏の言葉です。大人はスマホ、子どもたちはタブレットで動画を見たり、ゲームをしたり・・・最近の外食ファミリーの光景が目に入るのは私だけでしょうか。子育て中のご家族は毎日が大忙しで、「はやく、はやく!」が口癖のようになっていませんか?過ぎてしまうとあっという間です。やり直しのできない子育てを、どうぞ楽しんでください。
合格体験記
私は小学1年の夏に公文に通い始め中学3年の5月に一度公文を離れました。それからは受験のため夏期講習から塾に通うはずでした。しかし私は夏期講習を受けてみて、自分に塾は合わないと思い、1か月1,2回日曜日のみ通塾する形を取りました。この日曜日の塾は問題演習中心だったため、実質塾なしでの高校受験を選んだことになります。
塾に行かないことのメリットは、自分のペースで勉強できることです。やることを自分で決められるので、苦手科目に時間を割くことができ、効果的に学習を進められました。しかし、周りとは違う自分の方法に不安を感じた事も多くありました。入試直前期の模試の判定は「C」合格確率50%、志望校を下げようか、とても悩みましたが、絶対茨木高校に行きたいと思ったことと、清水先生に面談の際茨木高校が似合うと言われたことから、志望校を変えず、不安をなくすために必死で勉強しました。そして迎えた入試当日、不安や焦りが消えた訳ではありませんでしたが、自分の実力を出しきることが出来ました。ですが、結果に自信を持つことができず合格発表の日まで、私立のパンフレットを眺めていました。だから合格発表の日「合格者一覧」に自分の受験番号を見た瞬間の喜びを忘れることができません。努力してきてよかったと心から思いました。早速清水先生に報告に行ったことは言うまでもありません。
高校受験を終えた今だからこそ言えることですが、公文は私の受験勉強の中でとても意味あるものでした。先取り学習や基礎固めはもちろん役立ちましたが、私は特に公文で養った集中力が生きたと思います。公文では、少しざわついた中で勉強をします。その環境に慣れてきた私は、どんな場所でも、公文にいる時のように集中することができました。
今、公文を学習している皆さんにお伝えしたいことは、大切なのは自分が努力するか、しないかという事です。努力は必ず報われるとは断言できませんが努力しないと目標は達成できません。私はしんどくても、最後まで努力し続けて本当よかったと思っています。
公文での日々は、自分の中で大きな支えになります。今は辛くても、自分を信じて頑張ってください。私も新たな目標に向けて高校でも頑張っていきたいと思います。読んでいただきありがとうございました。
所感
私は、どの子も高校入学後入学した高校のトップ層に位置し大学を選べる子にすることができる。そのためには、幼児時代に公文に入会し公立志望なら小学生のうちに高校教材に入り、中学入学後は自分流の勉強法を確立して、内申書の点をあげることに専念すべきとの持論をもっています。
その後、中3には当日の入試問題が出来るようになるために、塾に行くことをすすめています。ですから鈴木さんも中2の3学期末、それまでの内申点から(450点以上いつもとっていた)茨木高校をすすめ、それを志望校として、一年間頑張れ!とエールを送る懇談会をして公文と別れました。
しかしその後、彼女は塾を選ばず、自分のペースで頑張りはじめました。
とにかく“たよりになるのは自分だけ”の気持ちだったようです。
途中気持ちが高まらないため背中をおしてほしいと公文退会後も私のところへ来てエネルギーを注入していました。直前にも“茨木高校の倍率が高い”との不安から志望校をさげる事もお母様から相談をうけましたが“気迫でいこう!”の合言葉のもと茨木高校受験!そして突破!です。報告に来た彼女の顔は輝いていました。
入試にはドラマがあります。失敗しても成功しても人生の大きな財産となります。
「これから先公文で中二末までに貯えた高校教材の貯金を大いにいかし、又その続きを学習しにおいで!そして18才で自分の選択しよう!」と彼女にエールを送っている私がいます。
中3末で数学最終教材修了した子からの手紙
公文は18歳で大学を選べる人になるために日々精進しているのです
清水寿美子先生へ
清水先生、これまでの13年間本当にお世話になりました。自分でも最終教材まで修了できるとは夢にも思いませんでした。
僕がここまで公文をやりとげることができたのは通いつめた教室が清水先生の教室だったからであることは間違いありません。小学校に入る前から公文のプリントを毎日毎日1日5枚のペースで進めていたことを今でも覚えています。
小学校のころは、宿題をし、公文の教室に行き、直しをするのが正直嫌でした。しかし、挫けなかったのは僕自身というよりも清水先生と母のおかげだととても強く思います。中学受験までなんとか公文をやり抜き、中学入学後もコロナ禍であったがために順調とは言えないながらも、時にはプリントができない日もあったけれども、少しずつ少しずつ進めていきました。
その成果が実を結び、今では共通テスト模試などでも数学では7割くらい取れるようになっています。おそらくこれは、どんな他の塾に行っていても成し得なかったと思います。「数学が得意だ」と胸を張って言えるのは間違いなく公文のおかげです。
公文式の効果をわかっておらず、やんちゃだった小学校時代の僕を指導し、プリントをやらせるのはきっととても大変だったに違いありません。しかし、清水先生がそれをなさってくれたからこそ今の僕があると思えば清水先生には感謝しかありません。
13年という年月をかけて成した最終教材修了という大事業はきっと一生の自慢です。2012年からずっと使ってきた合格したテストを全て貼ったノートはある意味僕にとっての宝物です。
改めて言わせてもらいます。
清水先生、今まで本当にお世話になりました。
所感
高校へいくと数学の比重がとても重くなり自主勉強の約6割を使ってしまう傾向にあると言われています。ですから公文を修了しているとその6割の学習時間が他教科に回せるのです。
中3の今公文を修了し共通テストで7割取れるということは大きな自信を手に入れたという事です。中学まで基礎の大切さを肝に命じないまま高校進学後大きく落ちこぼれてしまった私にしては本当にうらやましい限りです。この先こつこつ学習した日々に手に入れた忍耐力、挑戦力、集中力などをたよりに歩みをすすめて大きな成果を手に入れて欲しいと願う私です。