目次

1.今月のことば

2.創始者の言葉

3.KUMONの国語

4.最強の小学生「数学先取り」戦術

5.大切なのは学習習慣と基礎力だ!(計算と語彙力)


今月のことば

一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る

武田信玄のことば。メジャーリーグで活躍中の大谷翔平選手が、高校時代に本を読み、印象に残った言葉として寮のベッドに手書きの紙を貼っていたという。

創始者の言葉

公文式というのは、勉強以前の学習態度を身つける道場である

子どもたちは難しすぎることには興味や意欲を示さないものです。しかし、無理なく自習できる段階から学習を始めると、子どもたちは意欲的に学習します。たとえば、入会初期の生徒が集中して教材に取り組んでいる学習態度もその表れです。

さらに進んで、以前にはできなかった難しい問題もできるようになってくると、「こうやればできるんだ!」という自信と余裕が生まれてきます。このような過程を通じて、やがて未知の課題に対しても、自ら「チャレンジしてみよう!」という興味と意欲が備わってきます。

そして、課題を理解するために時間がかかったり、何度も訂正をくり返したりしなければならないことがあっても、目標を達成するために途中で挫折することなく、意欲的に学習を継続しようとする態度が養われてくるのです。

高学年になると態度差の中に意欲の差、まじめさ、だらしなさがかなりの部分をしめてくるようになります。学年が高くなるにつれて、学習意欲やまじめさなどの学習態度に影響されることが大きくなっていきます。すなわち、「学力差=能力の差+態度の差」といえます。

公会長は、できるだけ低い年齢のうちに「態度の差」につながるような学習態度を育成しておくことが望ましいと考えていました。

KUMONの国語

勉強・生活・人間関係 国語力はすべての土台になる

国語力って具体的に何なのでしょうか?

難しい漢字を知っているだけでは国語力があるとは言えません。
国語力がある人は、本を読んだり人に聞いたりするのが得意です。

  • 不思議に思ったことを調べて知識を深めていく力
  • 手にいれた力を使って、不便を解決する力
  • 自分の考えをちゃんと相手に伝えられる力

広い意味の国語力としては、疑問を自分で調べ、考えて意見をまとめ、表明して問題解決できる人と言えるかもしれません。インターネットで多くの知識が手に入る今、ますます大切になるのがこういった目線での国語力です。

KUMONの国語がA教材からIとIIの400枚構成になっているのは、たくさんのお話を読んでもらいたいからです!

読書習慣のない子でも、KUMONの教材を毎日読むことで、読書したつもりになり、お話の続きが読みたくなる。歴史、サイエンス、生物、地学、伝記などなど様々なジャンルのお話を読むことで知識・情報を獲得していきます。

最強の小学生「数学先取り」戦術

KUMONで算数を学習している生徒さんは、小学生のうちに算数から数学を学習するようになります。珍しいことではありません。これは数学先取り戦術として最強なことなのです。

方程式、連立方程式の知識のある小学生は、未知数を文字に置き換えて文章通りに式立てすることができます。

ところが中学受験をしよう!と決めて進学塾へ行くと、中学受験算数に多くの時間を費やします。文章題対策ですね。中学受験独特の解法を学ぶ時間が膨大です。

世界の優秀な子は、小学生のころから数学を学習します。これがグローバルスタンダードです。「日本の優秀な子どもたちが数学を学ばず、いつまでも算数を学びつづけるのはクレイジーだ」と外国人講師に疑問を投げかけられたことがありますが、その通りだと思います。実際、この優位性に気づいていた一部の指導者は、素養のある小学生に中学受験をすっ飛ばして数学を教えています。

(現代ビジネス小学校での「中学数学」先取りよりFRaU編集部)

KUMON算数なら、毎日学習を積み上げるだけで、「小学生が数学を学ぶ」ことが難なくできます。

合理的かつ効率の良いKUMON算数。学習している多くの生徒さんに、中学教材、高校教材を学んでいただきたい…と、切に思います。

大切なのは学習習慣と基礎力だ!(計算と語彙力)

私は母に小さい時から、教師には男女差の賃金体系がないから、これから女子には絶対良い職業だと言い聞かされて育てられました。

父も母も当時の高等小学校卒。父は私に○○紡績の女工さんに、弟には大工にと言っていた気がします。そんな中母は”教育は財産”この言葉をいつも持ち出して私は四年生大学へ行くのは当然!の教育を受け続けました。ですから当時から学校の宿題がなくてもきっちりとドリルを決められた頁数やらされました。

4月と9月には新品のドリルが目前に並べられ1日○ページすることを義務づけられました。おかげで学習習慣はしっかりつき、小学校でもトップの成績でした。(当たり前です。当時そんな教育ママは私の身近にはいなかったのですから)

金沢(私の出身地)には高峰譲吉博士の功績にちなんで、高峰賞というのがあり、各小学校から4名選出されましたが、当然その中の1名に選ばれたものです。当然中学進学後トップの集団に入るつもりで意気揚々でした。ところがところがです。中学での成績は冴えず、とてもとても苦労しました。特に数学です。

今までとったことのない点の並びに母にはこっそりとウソをついて、その答案用紙を捨てたりもしました。かろうじて大きなトップ集団には入れ、県下のトップ高校に入学できましたが、そこからが悲惨です。低迷した数学はそのまま他教科の足をひきずり、第一志望のレベルを落として(お金もないからとのこと)地元の国立大学に入学しました。

高校で数学の点が悪い時、数学は積み重ねのものだからと考え、数学の1ページからまじめに何度も何度も問題をやりました。あまりの数学の悪さに母は貧乏な中、家庭教師までつけてくれました。しかし上がりません。後々、公文の指導者になってわかったことは基礎力をしっかりつけてなかったのが数学低迷の原因だったと気が付きました。

そして我が子の子育てに入りました。
我が子には自由に自分の好き、得意を根っこにして将来職業を選んでほしい、そう思いました。そして私の苦い経験を繰り返さないように基礎力養成に力を入れました。そう公文を徹底的にさせたのです。スポーツ選手の”試合”にあたるのが”応用問題”。平日の素振りや筋トレをするのは”基礎力養成”のため!

少なくとも小学生時代は基礎を叩き込み学習習慣をつけ、学習計画の立てられる子にしておくと、中高で伸びます。あんな優秀な子がどこへ?とならないために、皆さま、公文の進度をあげていきましょう!