目次

1.今月のことば

2.創始者の言葉

3.KUMONの算数・数学

4.スマホを使いすぎると勉強が台なしに

5.新年のご挨拶として

今月のことば

うさぎとかめ

創始者の言葉

「自習」こそ、物事を積極的に取り組める人間を育てる

勉強には大きく分けて2つの方法があります。1つは他人に教えてもらう方法で、もう1つは自習です。

世間には、教えてもらわなくてはわからないと思い込んでいる人が多いのではないでしょうか。しかし、実際にはそれ以前の学習がしっかりと身についていれば、例題を見たり、ほんのちょっとのヒントをもらうだけで自分で進んでいけるものです。他人から教えられて勉強するのと、自分自身の力で解き進むのとでは、学習効果においては大きな違いが出ます。

子どもは、自分の力だけで先に進める経験をすると勉強をおもしろく感じるようになるものです。学校でまだ習っていない問題が解けるようになると、その先の内容への興味と、それをやってみたいという意欲が育ってくるのです。

公文式では「自習」方式の学習によって、このような意欲を引き出すことを何よりも重要に考えています。子どもたちが自ら学ぶ喜び、自分の力で進んでいける喜びを体験して、実社会に出てからも物事に積極的に取り組める人間に育ってほしいというのが公文式の願いです。

KUMONで自学自習の力を身につけた中高生は、塾や予備校がいらなくなります。KUMONで最終教材を目指せるような生徒さんは、自分に必要な学習を自己分析できます。理科や社会は記憶の教科。教えてもらうのではなく、しっかり覚えていけばいい。わからない問題に出会ったときも、自分で調べることができる。今は検索をかけて調べることができるし、ショート動画も豊富に聴講できます。

そして、私たち指導者やスタッフの存在。あるもの全てを利用して自学自習で未来を切り拓いてほしいと願っています。

KUMONの算数・数学

高校数学を自学自習できる力を養う

「公文学習をして計算がはやくできるようになった!」この程度のことでKUMONを語ってほしくないというのが指導者の本音です。積み重ねた四則計算の力がどれほどの支えになるのか、武器になるのか、どのようにつながっていくのか熱く語ります。

高校教材(L151)積分で面積を求める問題・二次関数と一次関数の交点を求める。・範囲ごとに積分する。

解法を組み立てることができれば、あとは分数の四則計算です。わからないで×をもらうよりも、最後に計算ミスをして×をもらう生徒さんが多いのが現状です。さかのぼると、四則計算のトレーニング不足に行き着きます。

KUMONの高校数学教材

KUMONの算数・数学教材の到達目標「高校数学」。高校の数学でつまづき、希望する進路や将来の夢を諦めてしまうことのないように・・・という願いが詰まっています。学習を続けるうちに、多くの子どもたちは自分の学年よりも先の内容へ進みます。まだ学校で習っていないことを「自ら学び取る」経験を積むことで、深い思考力と分析力、そして未知のものごとにも挑戦する姿勢が養われるのです。

スマホを使いすぎると勉強が台なしに

脳機能研究の第一人者であり、スマホと学力の関係を追及している東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授が、最新研究のデータから解説します。(朝日新聞デジタル「スマホ漬けは学力低下につながる」より引用)

スマホ等の使用時間と学力の関係

学力だけでなく、スマホを含むネット漬けの子どもほど、思考や創造のほか、人の気持ちを理解したり、場の空気を読んだりするような高次なコミュニケーションをつかさどる前頭前野を中心に、脳が発達していないことがわかりました。

スマホvs紙の辞書

新年のご挨拶として

今年で公文指導者歴50年を迎えました。

高い建物の基礎は盤石。教育でいうならその基礎は”計算力と語彙力”。これをしっかりと幼児・小学生時代に作っておけば、中学高校時代に高い建物が建ち、”18才で人生を選べる人”になれる、そう私に証明してくれた子がたくさんたくさん目の前を通っていきました。

私は我が子にも公文をきっちりつかいました。我が孫(8人)にもきっちり使ってきました。きっちり使った子は全て自分の人生を自分の力で選んでいきました。

しかしそこへ辿り着くには、彼らをリードするご家庭の力が大きいのです。我が子を説得し、我が子を見守り、我が子を信じないと動きがとれない日も多々あります。私もたくさんの失敗、成功を手にしました。

ご一緒に考えましょう。そんな時、我が子を真ん中にして私の失敗・成功を聞いてください。きっとお役に立つと思います。いえ、お役に立ちたいです。どうぞ”公文”という道具を使って学力という

財産”を我が子に残しましょう。

公文式の価値

公文式の価値