目次
今月のことば
学弛むべからず。一日を弛めば、将に遂に大機を失せんとす。
読み方
がくゆるむべからず。いちじつをゆるめば、まさについにたいきをしっせんとす。
意味
学問を怠ってはいけない。一日怠れば、学問の大切な機会を失うこととなる。
出典
馬島生に与ふ 安政四年(一八五七年)十二月
公文式ってなに 「出発は楽しく」
①“英語は楽しくないと・・・・”
小学校の英語活動は、“楽しく英語にふれる”ことを主眼としています。
先ず、何事も楽しくないと・・・・・“楽しい”というキーワードが初めに入ると、もし先へいって難しくても、あの“楽しい”の感覚を身につけていれば、つらさも、乗り越えられるのではないでしょうか。
公文式英語は、まず“楽しい”から入ります。
②“英語は毎日聞かないと・・・・”
英会話教室へいくといっても毎日ではありません。せいぜい週1回か多くて2回、その日の1時間だけ英語に触れるだけです。
それでは、聞く力も、話す力も育ちません。やはり1日に5分でも毎日聞くこと、これが大切です。公文式英語は毎日聞く事が宿題としてでます。
③“英語は音読しないと・・・・”
十カ国語以上を、ものにしたという、あの有名な シュリーマンの 語学学習法は、只管音読でした。同時通訳の第一人者である 國弘正雄氏も 只管音読だと、いわれています。“音読した音しか聞くことが出来ない”まさに英語修得に音読は欠かせません。
④“英語は読めないと・・・・”
英語を聞けて、その綴りが読めると先へいって書く力につながります。聞いて話せるけど、書けない事がないよう先々を考えて先ず、読みながら口にだす練習をしていくと、英語の道が開けると考えます。
公文式英語は家で文字を見ての音読を宿題とし、その確認を教室でしています。
先ず E-Pencil を聞く・・・・まねしていう・・・・この繰り返しこそ聞くと話す力を育てるのです。
楽しいから入って・・・・読み、聞く、書くを経て、私達がかっていきなり入った中学英語までの道を助走して本格的文法を意識した世界へと入っていくのです。小学時代に中3までの英語を大きく先取りして置くと中学で英語大好きな子になるでしょう。英語こそ“好き”が重要な要素です。そのためにはゆっくり時間をかけて英語への道、英語の耳を育てましょう。
■■■ちょっと 一言■■■
中学に入学していきなりの英語の授業の早さ、スピードに戸惑う中学入試突破組みの子どもたちの話しを、よく聞きます。折角入学したのに、英語から授業に魅力がなくなるのは、可哀想です。
中学に入ってからの英語でなく、予習のつもりで私立中学受験組は、小4末までに英検4級を目標に、公立中学組なら小6までに英検4級は取っておくと中学で英語が得意科目としての出発が出来ます。二教科でさえこんなに大変なのに・・・・と思わないで、三教科やると二教科の時より楽しく学習でき、おまけに 段取り力 もつくので、是非・・とお勧めしている今頃です。
英語学習者 保護者の方へのお願い
私(清水)は、英語学習の上で音読が最も重要だと考えています。
そこでE教材に入ったお子様に、一つ手前のD教材主要部分を振り返り音読することを、通常のプリント学習と並行して取り組んでもらいたいと思います。
(今までは英語H教材以上の学習者を対象としていましたが、早期取り組みの有用性を鑑み、対象を広げる事にしました。)
やり方
E学習中はDを音読、F学習中はEを音読、の様に学び終わった教材を音読材料にします。日本語⇒英語が約0.1秒のタイムラグで言えるようになったら教室でチェック後、次へ進みます。(赤ちゃんが日本語を喋るようになる過程と同様、英語という言語をより多く脳内にストックすることを目的としています。)
英語学習は継続が大事。そして続けるにはご家庭でのサポートが大きく影響します。そこで「一日10回音読」のチェック係としての伴走を是非お願い致します!
英語学習者は紙面版教室だよりに記載しております承諾書をご提出ください。
I(愛)の会 実施の御報告
* 8月29日(土):午後2:30~
* 各教材:G以上学習者60名の小学生が集まりました。
* 話す人:当教室の先輩 京都大学医学部医学科 Tさん
Tさんの足跡
入会は幼長、数学、英語教材から学習
- 気がつけば 公文学習をしていた(させられていた)
- やめたい 何のためにこんな しんどいことをと毎日思った。いやでない日は一日も無かった。
- テレビは録画のみ。ゲームは祖母宅(京都)でのみ。鬼のような母だった。
- やめたいと母に言うと、あなたのためになるからといつも頑固な母でした。私は思う、あなたのため、あなたのため・・・あきあきでした。
- 数学、英語 中学課程 テスト合格
- 次第に自分は ひよっとして できる子かも・・・というプライドが育った。
小6:1年間塾に通い国立大学付属中へ入学
- 公文に復会 このあたりからさせられる人から する人に変わった気がする。(プライドの出現)
- 中学へ行って 実感した公文効果・・・・基礎学力の大切さ
- 数学、英語 高校基礎課程 テスト合格
- 塾へ行っても 入試が済むと 何も残らぬ しかし公文の基礎は残った。
- きびしいクラブの後 制服のまま空腹のまま 公文に通い続けた。
中3:数学最終教材テスト合格
その後、高校在学中には下記のメールを頂きました。
昨日高校は終業式でした。
前期中間テストも学年1位だったようで、これで3回続きました。私にはすぐにメールをくれましたが、母親の次に報告したいのが清水寿美子先生のようです。総合成績に最も影響したのは数学でした。平均点44の数学|で93点を、平均点51の数学Aで92点を取っています。
10年前、先生の教室の門を叩いたのはもちろん、こんな理想的な高校生活を送らせてやりたかったからですが、実際に課題をこなしてきたのは他ならぬ本人です。「おめでとう」そして「ありがとう」という気持ちです。
3学年以上も先の課題は大変だったはずですが、それを乗り越えここまで来てくれました。清水先生に見守って頂いたお蔭です。ありがとうございました。
子育て回想記 〜Iの会で学んだ親の態度〜
私は今日学びました。Tさんのように優秀になった子の共通項、そして、母の態度のある共通項を・・・・親の態度の事。
- 子どもにとっては気が付いたら。公文入会。即ち早い時期からの学びの開始でした。
- 教材レベルが上がっていくと、やめたい、やめたいの連続、しかし公文で子育てしようと決めたのだから、簡単には、やめさせない、毎日が勝負の日だったといいます
Tさんのように我が子を優秀児に育てたお母さんは例外なく子育てに疲れたら、
私に相談し、エネルギーを蓄えて又、“あなたのためよ”と、言い続けて行かれました。
- 少しでも高い教材へチャレンジすること、そして我が子に一言でいうなら密かに根拠のないプライドを小学時代に着けさせました。
- その後、中学校へ、進学した時自分よりはるかに賢い人に出会い、そのプライドがずたずたになるものの“いや やればできる筈”というチャレンジ精神が生まれて頑張り始めたといいます。
過去の優秀児殆どがそうでした。ですから、それが、計算だけだったり、検定試験だったりしますが、何か一つに特化して、得意を持っているそんな小学時代を過ごすべく母は、声をかけ続けたと、言います。
子どもにしてみれば、家庭内で、あなたは出来る、あなたなら大丈夫と、常に声をかけられ続けたので頑張れたといいます。
- 中学入試のため一年塾に行って公文を休会しました。
- 合格後、再び学習を始めました。自分に必要なレベル(文系か理系か)を目標にコツコツと頑張りました。子どもには、先が見えない、ただ“あなたのためよ。あなたのためよ。”と 母に言われても、それが、分かるのは、いつの日でしょうか。それでも、母は言い続けたのです。
- Tさん家はゲーム、テレビは基本的に禁止でした。
- Tさん曰く、友達と話が合わないという、つらさはありましたが、次第にそんな友人の輪から抜けている自分がいました。今思えば“_~したい~_したい” と子どもは簡単に云えるけれども、それにこたえて、毎回毎回軸を揺るがさず、その理由を言い聞かせてきたお母さんは大変だっただろうな・・・・とこの年になったらわかってきました。と
総括して思いました。 公文を始めたからには、ゆるぎない学習習慣をつける事。
そしてその上に計算だけでも、また検定試験などで、何学年も上の力をつけ、鼻持ちならないプライドを子どもに身につけさせたらいい、少しでも 数国英の進度を高めていく事、これが、学力の高い力のある子どもにする秘訣のように思います。
即ちより早い時期から、より長く、ゆっくり時間をかけて、高いレベルに挑戦することです。
公文をさせることに疲れたら、指導者に声をかけて下さい。私と一緒に伴走しましょう。お力になります。お待ちしています。