現高1から入試の形式が変わる“大学入試改革”。
偏差値が高いだけでなく、「自分の頭で考え行動できる人」を育成する教育を、世の中が模索しています。大学入試が変わるのに伴い高校、中学・・・下の世代における受験で問われるものも、当然かわってきています。そんな変化に対応するには、教育機関はもちろんのこと各家庭での子育てベクトルの調整が必要になってきますね。

「自分の頭で考え行動できる子」を育てるために家庭でできることとは、何でしょう?
やはり「普段から自分の頭で考え行動する」チャンスを、親が意識的に作っていくことが大切なのではないでしょうか。

例えば

  • 親の意見を求めてきた場合、まず自身はどう思うのかを尋ねることを習慣化する
  • 本人が考えている間は、口出しせず待つ
  • 子どもが考えて出した答えがどんなものであれ、「考えて意見を述べた」ことを歓迎する
  • せっかく本人が考えて出した意見なのだから、できるだけそれを受け入れる
  • 親に反発しても、「反発できる親子関係である」ことを歓迎する
  • 本人が自分の考えに則って行動しているときは、出来るだけ口をはさまず見守る
  • 自力で上手くいけば自信につながる
  • もしも上手くいかなかったら結果を責めたりせず「やってみて何がわかったか」「次どうすれば良いか」、全ての経験から貪欲に学びをすくい取る姿勢を促す

こんな事を繰り返していく中で、子ども自身の思考回路は「主体的に考え行動につなげようとする」癖がついていくでしょう。そして子ども時代に親に語りかけてもらった言葉を、自分に語りかけていくようになるでしょう。そう考えると、上記の工夫はもちろん、何てことはない日常の声かけや対応が、思った以上に重要になってくるのがわかりますね。まずは、普段の自分がどんなのか、観察してみるのが良いかもしれません。