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2.公文式ってなに〜公文公先生の教え「我が子に学力という財産を残す」〜
今月のことば
教え有りて類無し。
読み方
おしえありてるいなし。
意味
この世には教育による違いは生じるが、人間の生まれつきの上中下の種類などというものはない。(人はすべて平等であり、よい教育を受ければ誰でも立派になれる。)
※人は学ぶことによって差が生まれます。よい先生やお友だちに出会い、たくさんのことを学べたら誰でもきっと素晴らしい人になれるでしょう。
公文式ってなに
〜公文公先生の教え「我が子に学力という財産を残す」〜
「我が子に学力という財産を残してやりたい」という、高校の数学教師、又一人の父親の立場で始められた家庭学習について公文公先生が、常々言っておられたことは・・・・
- 中学、高校と先々で学力を発揮するようになる学習法が大切である。
- ひとり一人の学力に応じた「ちょうど」の質、量の学習をすること。
- 数学は計算力、国語・英語は読書力、読解力養成に最も力を入れること。
- 家庭学習においては、学校のように一斉授業の進度とは関係なく、ひとり一人必要なだけの反復練習をしながら自学自習で進めていく。
- 受験勉強は長くとも1年間、それまでに学年を越えて高いレベルの計算力、読解力、自習力を磨いておくことが結局受験にも有利である。公文学習は直接受験を目的とはしないが、大学受験に於いては特別な効果を発揮する。
- 現在学力不振ならラクラク出来るところから始め「出来るからする」→「するから出来る」→「自信がつく」→「意欲がふくらむ」つまり「悪いのは子どもではない」のであって、親や指導者(教師)がやる気を大きく育てる好環境をつくってやることである。
- 親は子どもを「認める」、「ほめる」、「待つ」、「あせらない」「腹をたてない」、「関心のあるものを選ぶ」。
私(清水)は この家庭学習法、特に①高校で格段と基礎学力の成果を発揮するスモールステップ教材の存在 ②個人別、学力別 ③自学自習力の養成ということに心底 納得できました。
長期展望を持ったこの学習法を高校まで続けられたらどんなにいいだろう。私が生徒として、この公文式学習法に出会っていたら……。そこで、我が子に徹底的にさせることによってその絶大なる効果を体験しました。そこで、多くの子ども達にも公文式学習をさせたいと願ったものです。
私が常々思うことを具体化すると……
- どんなに遅くとも小4には、“英語学習”を始めておく方が良い。
- 年中(幼児)には、公文を始めておいた方が小学校へ行って楽。(読み書き計算が出来ていれば45分間の授業にも集中できる)
- 受験テクニックをつけるのは、中学受験は小5から2年間、高校受験は中3の1年間のみに集中して取り組めば十分。それまでに基礎学力・自習力養成が大切。基礎力がしっかりしていれば入試レベルに高めるのにそんなに時間を要しない。
- 公立高校志望なら小6でI教材(中3教材)終了者は中学生で好成績を・・・。中2でL教材(高1教材)終了し、高校基礎課程テストに合格した子は高校で好成績を・・・・。(必ず達成した教材、科目に対する自信を持った子になります。)
メキシコ訪問 感想記~自分の人生より 一段上の人生を~
どこの国の親の思いも同じでした。自分の人生より一段上の人生を・・。
日本と違う所はその思いが強烈だという印象でした。
日本公文の指導者として研究大会に参加し、会議の合間にマヤ文明の足跡を見学しました。メキシコと言えば思い出す帽子、肩から掛ける布など様々なお土産を売る中に子どもが居ました。「ありがとう」「さようなら」「どうぞ」等、覚えたての日本語で観光客である私達を招いていました。
フッと米国大統領戦のトランプ氏がメキシコの移民を防ぐために「国境に壁を作る」というメッセージを思い出しました。
そして、貧しさから抜け出すのに一生懸命の彼らを肌で感じました。
訪れたカンクンはメキシコの避暑地、環境も美しく整備され、会議中に公文の成果や公文の取り組みを発表した子どもや親は 堂々としていました。日本と違うところは1教科の会費が高いにもかかわらず、御稽古事レベルの公文でなく、人生を乗り切っていくための学習の場の公文でした。そこには父が手づから作ったせんべいを売り、子どもの会費にする、ほおっておけばマフィアの一人にも成りかねない子を 救おうとする指導者がいました。
公文でしっかり力をつけて、それを軸として広がりを付けていくには時間、年月が必要です。指導者への保護者の信頼も素晴らしいと思いました。公文という道具を如何にして使っていくか、皆 真剣に考え、取り入れ 困ったら指導者に相談、アドバイスをもらい共に前進しようという意気込みを感じました。
日本に帰国した時 何人かの保護者に“先生!メキシコどうでした?と聞かれました。思わず、 ”日本はぬるい 子どもへの思いが!“ 頭だけが子どもの人生を救うという事をもっと自覚しないと! 親は子に財産を残せるわけでないのだから もっとひきしまって! 残せるのは学力だけ”と 原点に戻って 意識しないと!・・・と ハッパをかけている私がいました。
皆さん もっと 公文を 信じて下さい。そして、困った時ご相談下さい。
直ぐやめよう! ではなくて、一緒に考えましょう。
我が子が 18才になった時、選べる人生をプレゼントするために 公文は絶対 その核 となります。
納得するレベルまで頑張ってください。
学習途中でリタイアすることのないように・・・・。
お力になります。