目次
今月のことば
しかられることにくじけない。
ときには、しかられたって行動しなくちゃいけないときがある!
しかられることを恐れて自分の気もちを手ばなすことに、慣れてしまわないように。
※監修 高濱正伸「ルールブック よのなか」より
子育て回想記
~お連れ致します、お子さまを”英語山”の麓まで~
英語山の麓とは・・・例えば英検で表すなら「2級」レベルでしょうか?
手法が大事です。意味を訳したり、問題を解いたりの受動的英語学習だけで、麓には到達でき ません。 ならば“ネイティブ・・・と週に1度や2度の英会話教室に通うのでは山登りの服装すら整えられません(子ども時代に英会話教室通いの経験ある大人ならおわかりのはず)。 「意味のわかる文章を、テープで聞こえた通りに音読する」「音読した文を書き写す」この“王道” を辿らなければ、日本国内に住み続ける限り、険しい“英語山“の麓にすら到着しないのです。
麓に到着する時期も大事です。大人になってから麓に到着した場合、強烈な動機が無いとその後が続きません。思い出したようにたまに努力をしても、いつまでも麓あたりをウロウロし、自分を責めて終わりです。相当意思が強い人の場合でも、仕事以外のかなりのエネルギー、時間を 英語修得に費やして、やっとマスターします。 もし青年期になる前に進に到着できたなら、テストに振り回されないばかりか、“英語山” の何合目かまで、自力で登り切れます。ゆとりを他の教養にも回せます。
我が子が生まれた時、特に長男が生まれた時は何とかして英語を自由に駆使できる子 に育てたいと強烈に思ったものです。ちょうどその頃、沖縄で幼長の子が英検5歳を取ったというニュ ースが 公文内部で流れました。さあ我が子も!そう思った私は自分が読めて書けても(一応大学受験時代、猛烈に勉強しましたので)聞けて、話せない今・・・10年も英語学習を学校でして もサッパリという人になっていました。
ですから長男には何とかして、と思っても、その手だてが ありません。その頃は今のように町にキッズ英会話教室も無いしどうしたものかと考え、その幼児が 小型テープレコーダーを背中に担いで遊んでいたと聞き、早速実行。しかし、直ぐに息子に拒否され、その後はソニーのトーキングカードに移行なんて日々を過ごしてしまいました。 その内に英語熱も数々の試行の挫折で冷めてしまいました。
そして、公文の指導者として長年の間様々な子どもを見て繋がったことは、
- 毎日しないと力とならない
- 音読しないと力とならない
- 日本にいるなら、文法も理解し沢山書かないと力とならない
- 単語を増やすため沢山読まないと力とならない
- それらを集中しないと力とならない
- 暗唱しないと力とならない
- 沢山の失敗をものともせず多くの人と話さないと力とならない
この七つのいわゆるシュリーマンの語学獲得の法則です。そして同時に、それらを素直に撮りされる学生時代にどれだけ意に近づくかが大事だとしみじみ思いました。
今、私は教室の子と孫に、この7つの方法を意識した公文式英語をしています。
上記1~6を徹底するためにその途上、公文以外の事もアドバイスしています。英語をものにするうえで、一番大切な事は、世の中に数ある教材の中の一つに絞って徹底する事です。折角公文の教材 を選んでくれた子ども達に、損はさせたくないと日々試行しながら、教室で、実践している日々です。 ぼつぼつ、中学生で2級の麓へチャレンジする子が出てきています。とても嬉しいことです。上記7については、英語力の仕上げ、又はモチベーションを上げるために、英会話教室に行ったり、 留学したり、ホームステイなど、高校、大学へ進学後、挑戦したら良いと思います。ただ、しっかり 身についた基本がないと、それなりの収穫が手に入らないのは、言うまでもありません。
上の文は約10年前、私がわが子、孫を通して考え実行させてきた英語への思いです。 今もその思いは変わりません、それを忠実に実行した孫が今夏アメリカの大学院に進学します。 今や英語への思いはどのご家庭でも必須と考えられているのは確かです。単なるおしゃべりでな く、仕事として使える英語を身につけさせるためには、まず英語が好きになることが出発です。
今夏、英語大好きへの道を歩ませてみませんか?夏の特別学習お待ちしています。
夏休みに行きたい場所
お時間あれば、夏休みにぜひ!
- 滋賀県立琵琶湖博物館
- 自然史博物館(大阪)
- 人と自然の博物館(兵庫県三田市)
- 造幣局(大阪)
- 科学技術館(大阪・本町)
- JT 生命誌研究館(高槻)
- バンドー神戸青少年科学館(神戸・ポーアイ)
- 益富地学会館、石ふしぎ博物館(京都)
- 鎌田商店ラムネ製造工場(高砂市)
- 岐阜関ケ原古戦場記念館(関ケ原):遠いけれど、地味に楽しい。
- 国宝キトラ古墳壁画の公開(奈良):ホンモノに触れる。
- 大阪大学適塾記念センター(本町):緒方洪庵。近くに芭蕉翁終焉の地の句碑もあります。
- 微研ミュージアム(阪大・吹田):ウイルスを学べます、ここを見学して、学食ランチもおススメ。
- 京都大学 総合博物館:近くにリーズナブルな学食のイタリアンがあります。
合格体験記
大阪大学工学部 Sさん
僕は父がイギリス人、母が日本人のいわゆるハーフで小学校低学年までは、 インターナショナルスクールで育ち、その後私立の小学校へ転校し中学受験を経て西大和学園へ入学しました。公文は4歳の時に始め、中学受験をするために一時中断したものの、 になるまでの約11年間続けていました。僕が中学受験、大学受験を経験する中で、 改めて感じた「やっててよかった公文式」について話そうと思います。
小さい頃から公文をやっていて一番身に付いたと感じるのが勉強習慣です。勿論勉強というのは好き好んでやっている人も一部いるでしょうが、どうしても好きにはなれないという人が多いと思います。僕もその一人で、苦手なことは後回しにしたくなる。そんな中でも毎日公文を続けていたおかげでやる気が出ない日でもとりあえず机に向か って少しでも勉強をしてみる。そんな癖がついたように思います。一度勉強し始める 不思議なものでやりたくなかったはずの勉強も「この問題を終わらせたい」といったような気持ちに変わるようになります。勉強したくなくてもとりあえず机に向かってみる、この習慣がついたことによって忙しい日でも勉強を一切しない日がほとんどなくなったように感じます。
公文で身に付いた圧倒的な計算力と読解力も受験を乗り越える中で大いに役立ちまし た。受験数学は時間との勝負である部分も多くあり、計算力はすごく大事になってきま す。安易な計算ミスによって大量失点をするということもあります。公文の教材はそう いった計算力のような基礎の部分の力を伸ばすためにうってつけの教材です。「こんな に練習しなくても分かる」と思う部分もあると思いますが、その一つ一つの問題が確 実に自分の糧になります。読解力に関しては尚更です。小さい頃についた読解力が失われることはないですが、受験勉強を始めてから読解力を付けようとするのは至難の業で す。公文の教材は興味深い文章が多く、本を読むことの楽しさを教えてくれます。母に 聞くと僕はよく文章の続きが読みたいと母にお願いし、本を買ってもらっていたそうです(笑)。
今公文で勉強をしている皆さんは何回もバツをつけられ、プリントをぐちゃぐちゃにしてしまいたくなることもあるかと思います。僕もそうでした。何十回もバツをつけられプリントがボロボロになってもまだ正解が分からなくて何回も辞めたいと思うこともありました。でもその分からなくて悔しいって思う気持ちと、正解が分かるまでやり続けた経験は必ず将来役に立ちます。必ず最後までやり続けてください。
最後になりましたが、正解が分かるまで夜遅くになっても付き添ってくれた清水先生、教室の先生方、遅くまで待ってくれた両親には本当に感謝しています。ありがとうござ いました。
私の思い
S君の家庭の日常生活会話は英語です。 お母様がイギリスに留学して出会ったというご夫婦の次男がS君です。
彼は日本とイギリスを結ぶ仕事をしたいと小さい時からつぶやいていた子でした。インターナショナルから日本の小学校へ。そんな中での彼の夢の実現のために選んだ公文を遠方から通い始めたのが年少の頃からだったでしょうか・・・
中学受験の為に出来るだけ公文の進度を上げ、小4、3学期から塾へ。西大和学園に入学しました。中学入学後すぐに公文を再開しました。小学校の間は、数、国を特学習、特に国語力は塾では育たない、しかも小学校時代にしか育たないとの私の意見も取り入れられて、公文の国語の進度アップを図りながら読書にも力を入れた日々でした。
“読解力=読むスピード×大意をつかむ力”という公式をいつも意識して私もひっ ばりました。 私は西大和学園という遠方の学校に通うため通塾は無理だろうと思っていました が、高校生になる迄、断続的ではありましたが、頑張ってくれました。その陰には弘前大学医学部に進学したお兄さんの公文学習の姿を見るという影響も有っ たようです。
とにかくお母様は東北の方で、大阪は不案内、又子育てについての様々 な迷いを御相談して下さったので私にとっては何番目かの孫の様な存在として彼らがありました。
S君は公文の大学生スタッフとして助けてくれています。彼の様々な経験を後輩に伝えてくれるのを楽しみにしている私です。
ちょっと紹介(小5、小6の会)
今月は首都圏の中学入試に出た課題に挑戦しました。
題目:「何のために勉強するのか?」
私は、間違った情報などに惑わされないように勉強が必要だと思います。 それは、勉強をし、様々な知識を持っていないと、その情報が正しいものなのか 間違ったものなのかを自分で確かめる事が出来ないからです。
私は以前、ある英語の曲を訳してみました。訳し終わった後、ネットで見つけた機械翻訳と自分の訳を見比べると、機械翻訳の文章に何か所か違和感を持ちまし た。その所を辞書でもう一度調べてみると機械翻訳が間違っている事が分かりまし た。もしも、自分で訳せずに機械翻訳だけを見ていたら間違いに気づくことも 確認する事もできずに、それが正しいと理解をしてしまっていたと思います。
この事から、勉強はその情報の間違いに“自分で”気づき、確かめることができるようになり、間違った情報にも惑わされにくくなるということが分かります。 そしてそれは、英語だけでなく、世の中にあふれる沢山の情報にも言えます。 特に、情報というのは発信している人の考え方やその人の知識でされます。 時にはかたよった情報が発信される事も有るかもしれません。
私は、沢山の情報の中から何が本当に正しいものなのかという事を“自分”で 確かめられる力をつけられるように勉強を頑張りたいと思います。(小6、T.N)
何のために勉強するのか
ぼくが、大人になった時に、かっこいいと思われたいし、楽しく過ごしたい から、勉強をするのだと思います。例えば、計算ができないと、買い物をする時にこまるし、自分が親になった時に、子どもの質問に答えられると、かっこいいと思うし、漢字が読めないと、本が 読めないので、楽しみが一つへって悲しいからです。 , だから、自分の好きな仕事を楽しんで、かっこよくすごすために、大人になる までいっぱい勉強をしたいと思います。(小5、N.K)