目次
今月のことば
合わない人がいるのは「よのなかの当たり前」だと知る。
よのなかには、合わない人だらけ。その荒波を渡っていくことが、生きるということ。
自分の意見を伝えながら、相手の言うことも受け止められる、そんなしなやかさを身につけよう。
※監修 高濱正伸「ルールブック よのなか」より
”英語山”山頂を目指して
「ハーイ!ワキャナゲフォヤー?」
・・・え、どうしよう、この店員さん、なんて言った?とりあえず注文したいし、お食事メ ニュー指さしとこ。「でぃすわん、ぷりーず・・・」
「オーケー!%&0※$&“?」
・・・い、今なんて?まぁとにかく笑顔で頷いとこ・・・「・・・お、おーけー。」
「ヒィアユゴー!」 あ、意外と美味しそうなものが来た。いただきますって辛っ!!無理!! むりやり半分食したところでギブアップ。半泣きで残し、空きっ腹を抱えて眠りにつく。 私の大学2回生時のアメリカ留学は、このような情けない形での幕開けであった。そんな私も今ではどうにか実践的な英語力を身につけ、8月からアメリカの大学院に 進学する。家系に英語の得意な人は皆無(失礼)であり、帰国子女でもない私がなんとか 英語力を伸ばせたのは、ひとえに両親と祖母(清水)、そして公文式のおかげであると思 っている。思い起こせば物心ついた時から、周囲には英語の環境が整えられていた。英 語カードやテープの音声を浴びるかたわら、幼児向け英語ビデオを見る日々。日本語に はない英語のリズムに魅了され、いつの間にか英語が大好きに。鉛筆を持てるようにな ってからは公文のプリントに毎日取り組み、E ペン(当時はEマスター)の音声を聴きな がら復唱していた。公文を極めたのちには清水おすすめの英語塾に通い、文法・単語・ 構文暗唱を徹底して仕込んでもらった。そして大学受験期間には数冊の問題集と一冊の 単語帳、そして暗唱例文集をやり込み、「英語は好き!得意!」と自信満々に言いながら の留学・・・。と、いうところで冒頭の悲しいシーンに戻るわけである。
このままではアメリカで生きていけないと留学初日にして悟った私は「今までの英語 ら の勉強、意味なかったんちゃうん~(涙)」と嘆きながら、必死でサバイバルを試みた。 色々な人に話しかけまくり、移動時間には英語音声を聴き、スマホの言語設定を英語にする。言えなかった表現はすぐ調べて書きとめ、覚えるまで毎朝音読する。そんなことをしているうちに、あることに気がついた。
「あれ、英語で言いたいことって意外と知ってる単語や文法、構文を使えば言える・・・?」
これに気がついた後は、今まで頭に入れた文法や構文に基づいた文章を駆使することで、 日常的なコミュニケーションが取れるようになってきた。そしてそのうちに、脳内で日本語を介さずとも自然に口が動き、英語を発することができるようになった。幼児期から地道に吸収してきた英語の知識が、一気に花開いた感覚である。「今までの勉強、めっちゃ意味あったで!」と、初期の私に向けて、声を大にして言いたい。
そして日常生活に不便をあまり感じなくなったところで、またあることに気がついた。 「日本語で言えへんことは英語でも言えへんなぁ・・・」
アメリカでは、授業中はもちろん、あらゆるシーンで自分の意見が求められる(気がする)。政治や社会問題をはじめとする複雑な話題について”What do you think about that?(あなたはどう思う?)”と問いかけられ、冷や汗をかきながら脳みそをフル回転させる日々が続いた。その時に土台となったのは、日本語(公文式の国語のプリント)でこ れまで培ってきた思考力だ。小さい頃から読み聞かせを徹底し、本好きに育ててくれた両親と、国語力の大切さを口を酸っぱくして説いてくれた祖母(清水)に、改めて感謝の意を表明したい。ありがとうございます。清水も先月号の教室だよりに書いていたように、”英語山”は高く、険しい。しかし、 その麓に導いてくれたのは紛れもなく両親と祖母(清水)、そして公文式である。まずは 英語に興味を持たせるところからはじめ、音読、暗唱、文法の反復を繰り返すかたわら、 読み聞かせと読書、公文のプリントを通じて高度な国語力の養成を図る。この長年の地道な積み重ねこそが、私を”英語山”の麓にまで連れてきてくれたと信じている。頂上は まだまだ雲の上。生涯をかけて山頂を目指していけることに、ワクワクしている。
私の思い
御世話になりました。皆様のおかげで京本も無事私の代理人として教室業務に従事 でき、この度、アメリカの大学院へ旅立ちました。
さて、私たちの世代(清水)は英語は読み書きのみを学び大学入試もペーパー上の読み書きだけでした。ですから特に駅の構内などで外国人を見かけると柱の陰に隠れたものでした(笑)。時代が進み、我子の世代はホームステイが流行し私も御多分にもれず、娘たちをホームステイにかりたてました。そこには何の準備もなく、唯、両親の英語への憧れだけでした。孫である彼女が誕生した時(今でも忘れません)この子 は、英語を駆使できる子にしよう(したい)と考え、その為に様々な英語に関する本を読みあさりました。(40~50冊くらいでしょうか)
そして、まず、その土台となるのは日本語だと知り、娘に図書館への日参を進めま した。 キャリーバックに週1回、30冊を借りてくる。
しかし本人は1冊しか興味を示さな い。 それでもいい、所詮は図書館の本、読まなければ返せばいい、そんな考えでした。 1晩に30回も同じ本を読まされ喉が枯れたと娘から報告を受けた時もあります。 そんな環境の中で孫は本が大好き、国語が大好きな子に育ちました。勿論公文のプリントも一助になりました。
英語に関しては小さい時から“はじめての英語、”英語で遊ぼう”のビデオ(当時は CD,DVDなし)を毎日15~20分は見せ、出てくる歌は、全て歌えるようにしました。(20曲くらいでしょうか) その頃公文にも英語が出来、読む力、書く力は公文、耳を鍛えるのはビデオでした。
公文にもEマスター、Eペンシルが出来、ビデオからそれらに乗り返えたのはいうま でもありません。公文のプリントを進めていく上で英検にも挑戦、中3末で2級取得しました。唯、英検もスムースにいった訳ではなく何回か落ちました。 その後、英検は所詮日本の検定テストということでTOEFLに切り替えました(その先に留学というキーワードが有る事も意識して)大学2年時に1年留学すると言い出し、全ての手続きを自分でするからという条件つきでOKしました。
そして、全て親の手をかりず自分で手続きを完了、留学へと踏み切りました。 私から出した条件は留学直前にTOEFLで取った点を意識する事、留学後、直ぐに何点上がったかを確認すること、そしてアメリカでは日本人の友人と交流しないで、 現地の人と交わることを、頭において生活していくようにと、アドバイスしての留学でした。 帰国後テストを受けると通訳の1次試験免除という結果が出て留学した甲斐が有った と喜んだものでした。そして大学卒業した後のこの度の大学院留学となったのです。
この留学には多額の金額が掛かりそうなので奨学金制度を調べさせ、それも無事に受けられることになり今回の留学が可能となったのです。 外人を見たら柱の陰に隠れていた私。孫はZOOMで大学院のテストを英語で受け英文のペーパーテストを受け、奨学金迄手にしての留学は私の孫にしては上出来です。 その根底に公文の英語の徹底的活用、その後まとめとしての、高校2年からの、文法を始めとする諸々の応用力を付けるための塾通い、そしてその力を支える母国語力こ れらが一つになって、小さな蕾をつけたと私は確信しています。
英語の力をつける方法は、色々あると思いますが、とにかくこれからの活躍の場は世界であることは、 親世代何となく感じています。公文の英語を今学習している子ども、そして学習方法として公文を選んだ御父母どうぞこの先自分たちで、描いた青写真の上を、夢を描いて進んでください。
何かの参考になればと思い、この文を書いてみました。お役にたったでしょうか?
夏休みが4分の1終わりました
規則正しい生活、維持していますか
夏休みは、以下が理想といわれています。
- 勉強ざんまい:20日間
- 勉強+遊び :10日間
- 遊びざんまい:10日間
中間チェックしましょう。
- 学校の宿題終了しましたか?
- この際、期型にしませんか、朝の20分学習は夜の2時間学習に匹敵します。 0
- 一日の節目の時間を固定していますか?
- 起床時間
- 夕食時間
- 入浴時間
- 就寝時間
- 今年の夏は何か一つ学校の宿題以外に“これをやりきった”という学習をするのも 2学期以降の自信となりますよ!
御父兄からの情報
- 算数・・・文章題の問題集(超薄い物)1冊を5周させる予定です(小4~小6)
- 社会・・・都道府県と県庁所在地を覚えさせています(小2)
- 国語・・・読書を冊数を決めたり、合計頁数を決めて読ませています(幼児)
- 理科・・・教科書の音読2学期分 (小5~)
ちょっと紹介(小5、小6の会)
今月は首都圏の中学入試に出た課題に挑戦しました。
題目:「何のために勉強するのか?」
私は、自分が大人になった時に、満足する生活を送るために勉強するのだと考えます。
理由は、自分が好きな事や得意な事に関係する仕事に就くためには、得意でない事も出来なければならない場合もあると思うからです。苦手な事を出来るようにするためには、学校で勉強や人との関わり方等を学ばなければなりません。また、会社に雇ってもらうには、大学を卒業していた方が雇ってもらいやすいので行きたい大学へいくためには、高校で勉強をしなければなりません。 高校に入学するためには中学で勉強をしておくと大人になって好きな事が出来る 可能性も増すのです。
つまり勉強は、大人になった時に、自分が満足する生活を送るためにするもの。 だと考えます。
(小6、M.N)
ぼくは、勉強が嫌いだ。
なぜなら、ずっと遊んでいたいし、面倒くさいからだ。
しかし、勉強はしないといけないと大人は言う。そこで、なぜ勉強をしないといけないかを調べてみた。 勉強をすると、いろいろな事も選ぶことができるし、語学を勉強すると外国の人とコミニケーションがとれるからだ。ぼくの将来の夢は、サッカー選手になることだ。サッカー選手になると、同じチームには外国人の選手もいると思う。そして、外国人の選手とコミニケーションを取るためには語学を勉強しなければならない。 勉強嫌いのぼくは今、自分でスペイン語の勉強をしている。いつかスペインの人と話せるようになりたいからだ。
(小5、K.G)