こんにちは!しばらくお休みを頂いておりましたが、またよろしくお願いします。
さて、先日わが家で三度目で最終となる中学受験が終わりました。のべ6年間の受験生活、嬉しいこと苦しいこと、気持ちも上がったり下がったり、様々な経験を通して得た教訓を、徒然綴っていきたいと思います。
【注】内容はあくまで私見です。読まれた方はくれぐれも鵜呑みになさらず、採用は自己責任でお願いいたしますね(笑)。
< その① 志望校は塾に通いながらゆっくり決めよう 他 >
これには苦い経験がありまして、初めての受験時「早めに文化祭などに連れて行き、子どもに強い憧れをもたせてやるといい」と人に勧められ、まだ小さいうちから“親の選んだ”学校に子どもが憧れるようしむけました。紆余曲折あり受験を通して得た経験は価値のあるものではありましたが、「ここに入らなくてはならない」という洗脳・呪縛のようなものを子どもに与え、しんどい思いをさせてしまったと、親としての反省がありました。
これを踏まえ今回は「御縁のある学校はどこかな~」というユルい感覚で塾生活スタート。気になる学校の見学や説明会に足を運び、校風・学校が求めている生徒像(過去問の特性からわかる場合もあります)・自宅からの通いやすさ(実際に通う交通機関を使って見学に行く)・加えて本人の性格・成績傾向、これらをトータルして志望校を絞っていきました。最終決定したのは6年生8月末。翌月からいよいよ塾の講座が志望校別に特化されていく直前でした。このように良い意味で“成り行き任せ”の志望校決めをする方が、親子共々断然気がラクでした。
とはいえ受験というものは、数年越しの勉強を当日たった3時間前後のテストで表現するのですから、いくら事前の判定が良くても水物、どうなるかは神のみぞ知る。「人事を尽くして天命を待つ」の精神でわが子にとって最良の結果をありがたく受け取れば良いのだと思っていました。
とにかく塾通いの日々の中、子どもは良い点も悪い点も色々とってきます。連動して親の気持ちも上がったり下がったり、それは忙しいものです。一人目の頃は私もハラハラドキドキ大変でしたが、三度目にして悟ったのは「色んな日がある」ってこと(当たり前!笑)。晴れの日、雨の日、色んな日があるのですから、偏差値やデータではなく「わが子が今どんな状態であるか」を、しっかり目をむけて見、耳を傾けて聴き、寄り添っていくのが大事だとようやく思えるようになりました。因みに人づてに聞いたあるお母さんの言葉、「怒れば怒るほど子どもの成績は落ちる」というのも印象的で、折に触れ私を宥めてくれました(笑)。