目次

1.今月のことば

2.公文式は入試に最も強い

3.公文式が入試に最も強い理由

4.合格体験記


今月のことば

しつけの三原則

  1. 朝 必ず親に挨拶をする子にすること
  2. 親に呼ばれたら必ず「はい」とハッキリ返事のできる子にすること
  3. ハキモノを脱いだら必ずそろえ席を立ったら必ずイスを入れる子にすること

「つ」のつく年まで、つまり九つまでにしっかりしつけましょう

公文式は入試に最も強い

「受験勉強」を超える学習法
受験はゴールではなくスタートです
進学塾は入試をゴールに定めますが、公文式はその先を考えます

ここ数年の傾向として進学塾などに行かず公文式の学習だけで合格する子どもたちが急激に増えています。もともと公文式は、「学年を大きく超えて進む」ことによって「高校進学後、学校で特別にできる」ようになり、それまでの過程においても受験勉強で大変な苦労をしたり子供に悲しい思いをさせたりしないための学習法なのです。ですから「ほかの塾に行ってはみたものの、もっとも入試に役立つ力をつけてくれたのは公文式だった」という声を数多く聞くのも当然のことだと思います。

つまり受験勉強を超える本物の実力 をつける学習法だからこそ「入試に最も強い」のだということもできるでしょう。

「受験地獄」などという言葉を聞くことがあります。「受験地獄」とは学力のあまりない者が、自分 よりも高い学力を要求する学校へ押しかけるからこそ生じる現象です。「受験地獄」を正面から乗り越えるために必要なのも本物の「より高い学力」であることは言うまでもないことです。

「公文式の特長」の中に中学入試は小学5年生以前に受験塾に行かない方が良い」とあります。受験塾に行かずに公文式でできるだけ先に進んでおく方が、中学生になってどんなに得なことかは、もっともっと強調したいところです。

公文式が入試に最も強い理由

高2になると数学はトップ高校の生徒でもクラスの半数が脱落しているといわれます。中学で100点だった生徒ばかりが入学するトップ高校でも、数学の平均点は30~40点になります。どうしてこういう状況が生まれるのか、ここでは、数学をマスターするために必要な勉強時間という観点から考えてみます。

公文の教材には、プリントを完成させるための時間の目安「完成時間」が設定されていますので、それを参考に、小学校・中学校・高校の公文の教材を、すべて1回で学習したとして、必要な時間を累計計算してみました。

すると中学・高校は同じ3年間ですが、中学の内容は2,830分、高校はなんと20,840分(参考小学校は6年間で2,390分)かかるのです。つまり高校数学をマスターするためには中学の7倍以上の勉強時間が必要なのです。

高校で数学ができなくなる理由は、頭が悪いとか数学のセンスがないということではなく、マスターするための勉強時間が他の教科に比べ、圧倒的にかかるため挫折していることが多いのです。これを克服するためには、家庭学習において公文式を活用して、小学校・中学校のうちから先を見据えて、できる限り学年を越える学習をしていくことが最も有効なのです。

今年の大学入学共通テストの数IIBの第4問は、公文のN教材19番と一致しています。この見慣れない問題は難易度も高くキーとなる問題でした。

公文の数学M~O教材は、数学を学ぶ価値や意味を、解答を通して感じられることを意識して問題の選択が行われています”。現在の数学教材が改訂されたのは7年前ですが、コロナや鳥インフルエンザの話題で、評論家が話している計算式の基本となる考え(数学O171)や、インフルエンサー(数学O178)についての話題も出ています。公文の数学の教材には、単に数学を学ぶというだけではなく、社会の実践にもつながることをイメージしています。

合格体験記

この春、私は第一志望の大阪大学 工学部への合格という形で受験生活を終えることができました。

ここではとくに理系に進むには、さけて通れない数学に焦点をあてて考えてみます。受験を通して感じた成功の鍵を2つ皆さんに共有したいと思います。

一つ目は、「計算力」です。私は小3~中2、中3、1年は清水先生の考えのもと塾へいき高校進学後、高1〜高2の約7年間公文に取り組んできたことで、計算力を養うことができました。計算力があれば問題が速く解けるだけでなく、その分の時間で他教科を勉強する事が出来、総合的な学力向上にもつながります。本番でも普段の勉強でも、計算力は強力な武器になります。

二つ目は、これが一番重要だと思いますが「自信」です。
まず志望校に「ここなら自分は合格することができる」と思えることが必要ですし、プラス思考で良いメンタルを維持するために不可欠な要素です。
.私がなぜ「自信」を培うことができたのか、それは小、中、高で周りの人より勉強ができたからだと思います。そして、それはひたすら公文での“先取予習”のおかげです。

学校の学習で一見分かりにそうにない問題にぶつかっても、「公文であの進度を維持しているのだから解けないはずはないのだ!」と思って理解できるまで考え続けることができました。そういった問題が解ける度に、達成感を得て、自信が付いていきました。

私は最終教材まで終わらせることはできませんでしたが、清水先生の助言で高2の途中から予備校に行きました。しかし行けるところまでやり切れたことは、自信に繋がりました。皆さんも出来るだけ先の教材まで進めて、「計算力」「自信」を手に入れて欲しいと思います。

所感

私の経験によれば数学の基礎が有るかないかは高1の時わかる、即ち計算分野が占める割合は、小学校で60%、中学校で70%、高校で90%と言われる位計算力のあるなしがものを言うのが高校数学なのです。

文章題、図形もその途上気にはなりますが、ひたすら、我子には高校数学で点が落ち、得意だった英語を学習する時間が無い状態になり全体的に成績が低迷して18才で大学を思うように選べなかった私の後悔を絶対繰り返さないようにという思いだけで子育てをしたと言っても過言ではありませんでした。公文を何年も頑張り、特に小学校のうちに高校数学(J以上)に入った子は間違いなく数学を得意科目として自分の進路に生かしている例を多く見ています。

N君は小学校の時高校教材まで学習し、中3で塾へいくまで、L教材まで学習していました。その後高2後半で予備校へ行くようアドバイスしました。

トップ校へ行って、その底辺にうろついていては意味がないという私の青写真を信じて、彼はひたすら公文を学習してくれました。“公文式万歳”私は彼のこれまでの軌跡をふりかえり、又彼の笑顔を前にしてそう心の中でひそかに叫びました。