目次

1.今月のことば

2.公文式の考え

3.子育て回想記

4.合格体験記


今月のことば

人間の目はふしぎな目 見ようという心がなかったら 見えても見えない

公文式の考え

2教科、3教科を学習するメリットは・・・?

公文式では、2教科、3教科の複数教科の学習をお勧めしています。
国語と算数は、他の教科を学ぶときにも必要な物事を理解したり、表現したりする思考の道具となります。英語もまた、ますますグローバルかする社会での世界の共通語的な言語で、さまざまな国の文化を吸収して表現するための道具となります。

公文式で扱う算数・数学、英語、国語はいわゆる『読み書き』〈国語と英語〉と『計算』〈算数・数学〉という欠かす事のできない重要な教科です。子ども達は、複数教科の学習を始めると、その意気込みで教材へと向かい、その学習リズムを自然なものとして、これまで以上に集中して学習に取り組むようになります。

2教科、3教科となると、教室での学習が大変なように思うかもしれませんが、意外と学習する他の教科と相互に影響し合って、1教科の時よりも進度が高まったり、一つの教科がスランプになった時に、他の教科の学習意欲が助けてくれたりすることもあります。その上、どの教科をどんな風に折まぜて学習して、いくかという段取り力もつきます。この段取り力はその後大きく影響します。

各教科について考えていくと、国語は入試目前になった時、読書をしていてもなかなか点が上がらないと悩みだし気づいた時にはもう苦手となっていたりする子も多々います。
英語は特に私学中に入学すると、授業の進度、スピードの早さににひどい時には入学1週間で“英語嫌い”という子になったりします。

教科を増やすと宿題も比例して増えるので大変かと思い、先延ばしにしている人・・・先ずは無料体験でしてみるのも一つの方法です。もちろん、公文式は1教科からでも学習は始められますし、学習を始めた教科が得意になって、学習していない他の教科にも好影響がでることも少なくありません。

子育て回想記

子育てに“ぶれない軸”を持とう!

夏休みが近づきました。私の子育ての苦い思い出が有ります。

私は公文の指導者をしながら、初めの3~4年は公文を心から信じられず、心の中にいろいろ迷いが有りました。特に当時は公文には、算数・数学しか無かったので、こんな計算ばかりして大丈夫?との思いがいつもありました。

ですから夏休みになると公文のプリントを増やさず、いえ、むしろ減らして、文章題、図形を長女にさせました。娘の進度は2学年位上をしていましたし、どれ位賢くなっているのかも知りたい思いも有りました。

そんなとき、全国模試(無料)が、当時も、ありましたし、塾でもテストしてみませんか・・・?があちこちにあったので・・・ついつい我が子の実力は?と思い、受けさせてしまいました。当然学校と公文の計算だけの毎日ですから応用力無しと・・・さんざんの結果が出たのです。

そこでまた一生懸命応用力を付けなくては・・・と文章題、図形をさせる悪循環です。
その結果・・・長女の小学校時代はその塾の廊下に優秀児として載ったことを今も忘れません。しかしそんなテストは結局入塾を誘うためのものだったと知ったり、その後中学進学後、数学の点が冴えなくなったのを体感した時、そんな商業ベースに乗った自分を大きく後悔したものでした。

ですから次女、長男には一切そんな寄り道(文章題、図形、塾の公開テスト)をせず、ひたすら公文進度を上げました。又、夏休みには少し枚数を増やし、でも時間が有ったので他の問題集に少し振れさせてきました。当然長女とは、違う中高時代が、展開されました。そんな体験から、私の軸が出来てきました。

やはり公文を始めたなら中、高で結果を出すことが大切、そして、もし中学入試を受けるなら、中学入試体制に入る直前(小4末3学期)まで公文で進度を上げ、文章題、図形などは2年間で塾に受験レベルまで塾で引っ張り上げてもらう。

また、公立高校入試なら中2の3学期から塾を使い、それまで、数、英国の基礎をキッチリ作り、自分で中間、期末の点を少なくとも400点は取れるようにしておき、残り1年間で応用力を付けてもらうそんな塾の使い方をすれば、失敗しません。

先日個人懇談をしました。
そのご父兄、やっぱり○○全国公開模試を受け、応用力のない我が子を嘆いておられました。そりゃあーそうでしょう。公文で何学年先をしていても実際の応用力の元になるパターンが頭の引き出しに入っていないから点が取れなかったのです。それだけの問題なのです。

その結果、夏期講座をうけるべきか迷っておられたので、以下のように提言しました。

    1. 国語・・・公文のプリント以外に小6あたりまでの読書枠を広げる。論説(ex、天声人語)を週1本の割で要約する。漢検に備えて練習する。公文のレベルをもっともっと上げる。
    2. 算数・・・中学入試の子の理想は公文の中学課程終了テストを小4末には受けて合格。もし余力があるなら○○という問題集を偶数のみさせ問題集たるものの使い方を体験させる。
    3. 社、理・・・1冊参考書を決め、予習として毎日読み込む。社、理の命は体験ですから、大いに出かけたり触ったりのチャンスを持つ。その際必ず予習していく。
    4. 英語・・・英語を細く、長く、学習し(今、小6で中学入試体制に入ったのに公文英語をしている子が数人いる)・・・少なくとも英検4級を小6までに取ろう!

後日メールでこの夏は母子で夏期講習に行かず、日々を充実させ、上記の中から選んで頑張りますとのご返事を、戴きました。長男、長女は母にとって先が見えず頭の痛いもの。ついついぬかるみ、に足を突っ込みそうになるのです。

キチンとした軸を作り、その道を目的別に(公立か私立か)進むこと、これが大切です。私の失敗を繰り返さないで下さい。

合格体験記

豊中高校合格 M.N

私は公文で沢山の力を身につけました。もちろん数学と英語などでは「問題を解く力」も身につけましたが、それだけではなく、他にも沢山の大切な力を公文で身につけました。

私は年少の頃から公文に通っていました。そして、中学2年生の冬から清水先生の助言で塾に通い始めました。私は部活をしていたので、塾に入ると、とても忙しくなったのですが、小5、小6の会で清水先生から教わった「ToDoリスト」で勉強の計画を立てることを、小5からずっと続けていたので効率よく勉強することができました。

「ToDoリスト」はやるべき事を先に決め、見えるようにすることで、次に何をするか考える時間が減少する事と、優先度を決めて勉強できるので受験勉強には欠かせないものだと思います。
他にも小5、小6の会では毎回、小論文の課題が出されたので作文を書く力がつき、公立入試の国語の作文をスラスラ書くことができました。

私は小5、小6の会を途中でやめたいと何度も思ったことがありましたが、今では最後まで続けて本当に良かったと思っています。また、私は英語の暗唱大会にも毎回参加していました。暗唱大会は英文を暗記し、沢山の人の前で音読するので、記憶力や、音読力、人前でも緊張せずに話すことができる力が身に付いたと思います。私は英語が得意なのですが、それはこの暗唱大会で「10回音読」など、音読を毎日欠かさずしていたからだと思います。

最後に、公文は塾とは違って学習する時間が決まっていません。その日やるべきプリントを終わらせるまで帰ることができません。これが公文の辛いところであり、良いところでもあると思います。
なぜなら「最後までやり抜く力」と「忍耐力」がつくからです。受験勉強は持久走と同じで長い期間ずっと走らなければなりません。その為に、忍耐力が少しずつ、ついてくるのです。

私は、これらの力を、公文で、身につけたから、長くて辛い道を走り抜け、志望校合格というゴールにたどりつくことができたと思います。皆さんもこれらの力を武器にして、目標を実現してほしいと思います。

 

【所感】

Nさんは公立高校志望ということで、私の主催する、小5、小6の会に所属し“理、社の予習と課題作文”という内容を2年間こなしてきました。

私は私立中へ行く子は小4までに中学入学後の貯金を作り、小4末からの塾通いをお進めしています。そうしないと入学後の進度の早さについていけないからです。

一方公立志望と決めた子はこの2年間をどうすごしていくのが高校入試につながるかを考えて行動すべきで、その為に上記の様な内容の会を月一回“父母同伴”で行っています。

Nさんは途中でやめたいと思ったとか・・・全く私には思いもよらぬことで今、びっくりしましたが、彼女は最後まできっちりと会に参加し、又様々な力を養なっていったことが、わかり、ほっとしました。

と同時に小5、小6の会で計画の立て方自分の考えを主張する方法など、この先大学入試にも有効となる方法を学んで高校入試にたちむかったことを知り、この先3年後の難関大学への挑戦をしていってくれることを祈ってやみません。